RICHO PRO C7210 長尺印刷
リコープロC7210は、業界に新風を巻き起こした前機種リコープロC7110
の後継機となります。前の機械も普通の印刷機能に色々多彩な機能を付
けて町の印刷屋さん向けに機能を充実させたおかげで何でもこなせるオ
ンデマンド機として幅広く支持を取り付けた機械でしたが、今回のC7210
は、そこをより進化させたモノです。特筆すべき点が1200mmの長尺が
出来るようになった点です。前機は長さ700mmでした。A4横本の表紙は、
印刷できるのですが、カバーやガンダレ表紙が700mmでは出来ません
でした。B5の横本もA5の横本も同様です。辛うじてB6の横本のカバー、
ガンダレ表紙が出来るのみですね。1200mmの長尺が出来ると云っても
1200mmの紙が手に入らなければそこは絵に描いた餅です。ハトロン判、
B倍判の用紙は1200mmの長さの寸法が採れるのですが、実際はハトロ
ン判は、包装紙で使う紙でしかないサイズですし、B倍判もほとんどが
書籍用紙になっており枚葉機では作っていないと思います。現実的に
使用できるサイズとしましては、4/6判の1091mmのサイズから採れる
サイズとなりますので、1080mm位と考えて下さい。先ず、A4横本のガ
ンダレ表紙は難しいですが、240mm位の折り返しで大丈夫なようでし
たら出来なくはありませんね。その他は殆んど出来ます。ガンダレ表
紙もカバーも。次に最大サイズ1080mm×330mmと云う仕上がりサイ
ズでいうとメニューが出来ます。両観音の四つ折りで畳むと270mm×
330mm。又はポスターも良いですね。大判プリントより安価で出来ま
す。それから不織布に印刷して旗や幟。大きな印刷物は、昔はとても
高価でした。それがテクマクマヤコンに圧倒されいつしかその訴求効
果さえも軽んじられ、手元の広告に力を入れるようになってしまいま
したが、やはり大きな声と大きな印刷物の伝達効果は絶大です。無論
逆効果と云う局面もあります。囁かれた方がぐっと心が動くのは、恋
愛では常識です。でも、情報が氾濫しすぎている処では目立つという
のは重要なのです。バカと鋏は使いようと云いますが、イニュニック
のオンデマンド印刷も使いよう。何ありと新しいアイデアお待ちして
おります。