b7ライトの印刷仕上がり

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王子製紙が来年1月より用紙の金額を20%上げるというアドバルーンを

上げて来て日本製紙と三菱製紙は一斉にもろ手を挙げて賛成し、はて紀州と

大王はどう出るかと見ていたらすぐさま大王が賛成し、紀州の動きがどう出

るかと云う処で見守っていたら先週になってしぶしぶ値上げに賛成で、各製

紙メーカー久々の横並びで用紙の値上げを我々印刷・出版に圧力を掛け始

めるのでした。製紙メーカーの圧力と云ったらこれはズバリ在庫調整と云

う名目で出荷制限を掛けてきます。特に人気用紙の出荷制限が始まってい

て、b7トラネクストのb7シリーズが軒並み在庫切れになっているのでし

た。嵩高微塗工紙押しのイニュニックとしましては非常に手痛い事態とな

っております。b7が駄目ならOKピクシードが在るさとOKピクシードが駄

目ならHSスノーフォースが在るさと色々と知恵を絞りながら、紙から紙へ

の綱渡り。そのような中でひょんな事から手に入り始めたのが「b7ライ

ト」です。b7ライトは鳴り物入りで去年登場したのですが、いつ注文出

しても在庫切れと云う状況で、今まで本当に一回も使ったことが無い紙

でした。b7トラネクストとb7バルキーの良いとこ取りの用紙だと随分

期待させられた用紙なんですが、紙サンプルも無い状況ではしっかりとお

客様にはお勧めできません。それが在る紙屋さんのルートから普通に手に

入るようになりました。やはり出版用にしか作っていないようです。出版

用に作っている物を分けてもらうという形を取っています。それで仕上が

りですが、本当にトラネクストとバルキーの中間ぐらいの感じですね。テ

クスチャーは、少しバルキーより。刷り上がりはバルキーほど酷くないで

す。本当に中間です。しかし印刷用に生産されていないのでしたら、印刷

屋としましたら商品としての価値はありません。