バリアブル(可変)印刷

オンデマンド印刷でバリアブル印刷、可変印刷といった表記を目にされる事がおありだと思います。 このバリアブル印刷とは、番号や名前など、共通印刷の中の一部を変え乍ら一枚づつ違う物を印刷する事を言います。 たとえば、ハガキの宛名、郵便番号、住所、名前の印刷等を1,000枚印刷したりする事を言います。

シリアルナンバー、ビンゴカード、スクラッチカード等、全体の共通部分とは別に一部だけ個人に特化した情報を入れる事により、 その印刷物は不特定多数のユーザーではなく、個人ユーザーに必要な印刷物として、利用する事が出来ます。所謂ワントゥワンマーケティングが可能になります。 もうすぐ始まる、マイナンバー制度なども、国が行う情報漏洩防止対策とは別に一般企業が行う情報漏洩防止対策として、バーコード情報にして、拡散を防ぐ対策もとられています。 番号や記号、住所氏名は、エクセルデータでほとんど作成する事は可能ですが、バーコードや画像可変となりますと、専用のソフトが必要です。 弊社では、モリサワのバリアブルソフト、MVP7プロフェッショナルエディションを使用しています。 イメージバリアブル、ジャンコード、物流シンボル、ITFNW-7、コード39、コード128、郵便カスタマ、QRコード。ほとんどのバーコードに対応しております。

オンデマンド印刷の可能性とは、元々、こちらのバリアブル印刷の事を主題としておりました。 オンデマンド印刷をほしい時にほしいだけ即座にと言う意味合いで、カラーの少部数対応を第一義の利用という仕方が一般的ですが、 それだけでは無い利用方法が、このバリアブル印刷となります。ただ、個人情報保護法に抵触しない形でのお客様情報の収集など、問題が少々有りまして、中々普及に至らない現状があります。 ネットリスティング広告も利用者の検索データの収集分析を利用していますが、概ね反感を持って認識されており、ワントゥワンマーケティングの難しさを表しています。

バリアブル印刷の主な利用実績としましては、マラソン大会のゼッケン、完走証、ビンゴゲームカード、年賀状の宛名印刷、お客様カードのID番号、 チラシクーポンの当選番号、試験問題集の名前のバーコード化、封筒の宛名印刷、賞状、辞令、社員証、チケット、名簿冊子のシリアルナンバー等があります。