PUR製本 料金表 冊子製本

教科書・料理レシピ本・楽譜・画集・写真集・取扱説明書などに

HORIZON BQ-480 自動無線綴機

HORIZON BQ-480
製本サイズ 最大320mm×320mm
最小145mm×105mm
製本厚さ 最大65mm(約1300ページ)
最小1mm
表紙サイズ 最大320mm×670mm
最小135mm×225mm
仕上がりサイズ 310mm×310mm〜A4、A4縦本、A4横本、B5縦本、B5横本、A5縦本、A5横本、B6縦本、B6横本、A6縦本、A6横本(2丁かけ)
製本処理機能 ミーリング製本、アジロ製本、天のり製本
製本のり種類 EVAのり:ニッタイトHL-701S
PURのり:DIC、タイフォースEN-703、ニッタイトARX-1299

PUR製本代(オンデマンド印刷丁合済み)製本価格表

ページ/部数 50部 100部 150部 200部 250部 500部 750部 1000部
表紙+8P 6,600 8,440 10,280 12,120 13,960 23,170 32,380 41,580
表紙+16P 6,840 8,910 10,990 13,070 15,150 25,550 35,940 46,340
表紙+24P 7,070 9,390 11,710 14,020 16,340 27,920 39,510 51,090
表紙+32P 7,310 9,870 12,420 14,970 17,530 30,300 43,070 55,840
表紙+48P 7,790 10,820 13,850 16,870 19,900 35,050 50,200 65,340
表紙+64P 8,260 11,770 15,270 18,780 22,280 39,800 57,330 74,850
表紙+96P 9,210 13,670 18,120 22,580 27,030 49,310 71,580 93,860
表紙+128P 10,160 15,570 20,970 26,380 31,780 58,810 85,840 112,860
表紙+160P 11,110 17,470 23,820 30,180 36,540 68,310 100,090 131,870
表紙+192P 12,060 19,370 26,680 33,980 41,290 77,820 114,350 150,880
表紙+256P 13,960 23,170 32,380 41,580 50,790 96,830 142,860 188,900
表紙+320P 15,860 26,970 38,080 49,190 60,300 115,830 171,370 226,910
表紙+384P 17,770 30,770 43,780 56,790 69,800 134,840 199,890 264,930

商品の主な仕様について

こちらでは、商品の主な仕様や注意事項を記載しております。
  • 表紙・本文ともに、オンデマンド印刷の設定となっております。
  • サイズは「A4・B5・A5・B6」です。
  • 製本方法は「PUR製本」です。※PUR製本とは
  • パック商品ではございません、料金サンプル以外の仕様も承っております。
    金額は「オンライン自動見積り」よりお問い合わせ下さい。

ご入稿と納期について

ご入稿時に必要な物 「印刷発注」への入力・送信
※備考欄にPUR製本希望の旨、ご記入下さい。
・完全データ
・出力見本
詳しくは「ご利用ガイド」をご覧ください。
納期の目安 午前10時迄のご入稿で「2週間後」発送

PUR製本の特徴

PUR製本 PUR製本 PUR製本

PUR(Poly Urethane Reactive)接着剤を利用した製本方法のことを指します。
製本で一般的に使われているEVA(Ethylene Vinyl Acetate)系の接着剤と比べ、様々な利点があり注目を集めています。

1.PUR製本は糊が柔らかいのでよく開く本ができます。

PUR とは、Poly Uretane Reactive の略で、ポリウレタン系化学反応の事。ポリウレタンは、接着強度が強く建築や自動車の内装などの工業製品における接着剤として広く使われてきました。通常の無線綴じに使われるEVA 系ホットメルト接着剤に較べると接着力がとても強いので、とても薄く塗布するだけで、強い接着力があります。EVA 系ホットメルトが、オンデマンド印刷のトナーやインクに対して反発するのでしみ込みが弱く、ページが抜けてしまったり、皺が入ったりする事故があるのに対して、PUR は、空気中の水や紙の中の水分と直に接して反応しながら固まっていくので、より強力な接着力を発揮します。EVA系ホットメルトの背の部分は0.8mm 前後なのに対して、PUR 糊は0.4mm から0.6mmぐらいの厚さで十分強い接着力を持ちます。背中がゆるやかなカーブを描きながら本がよく開きます。背中の糊をより薄くしたりより柔らかい糊を使う事で背中が逆に折れるような本を作ることも出来ます。

*表紙の用紙が厚すぎたり堅すぎると、開きが悪くなりますので注意が必要です。

2.PUR製本は、耐熱性・耐寒性に優れています。

EVA系の接着剤の耐熱温度が45℃前後に対してPUR接着剤は耐熱温度が120℃前後、更に耐寒温度が-30℃と耐熱性、耐寒性に優れいているため、温度変化によって接着力が弱まる心配がありません。真夏の駐車所の中の車の中、ダッシュボードは。60℃くらいまで温度は上がります。また、EVA系接着剤の耐用年数は、約5年といわれています。

3.インキやトナーに対して強く接着します。

見開きの写真集等、のどの奥まで絵柄がある本の場合、EVA糊は、しみ込みが弱いので、糊がしっかり着きません。オンデマンドのトナーに対しても、EVA糊は染み込みが弱く剥れ易さがあります。其の為脇糊が着く場所などは、インクがのらない余白を2,3mm つけなければいけませんでした。PUR糊の場合は、強力な接着力を発揮します。

4.PUR製本は環境に優しい。

古紙リサイクルの場合、EVA 系ホットメルトの場合溶解温度が低いため、再生紙にとけ込むので、本の背だけをとりはずして、古紙リサイクル工程に、渡さなければならず、手間がかかってしまいますが、PUR のりの場合は、加熱しても再生紙に溶け込まず、リサイクル工程の中で接着剤の固まりとなって、パルプと完全に分離回収ができます。
EVA 系ホットメルトの溶解温度が180℃に対して、PUR 系ホットメルトは、120℃で溶解します。熱釡の温度認定としましては、省エネルギーであると言えます。 用紙のリサイクルやインキの植物性と合わせて省資源・省エネルギーのPUR 製本はこれからのエコや環境に優しい製本として、なくてはならないものとなっています。古紙リサイクル適正ランクリストでA ランクに分類されている、製本方法です。

5.オンデマンドで写真集を作ったときの本の硬さ。

オンデマンド印刷で本を作るとどうしても全体が硬くなります。オンデマンド印刷とは高性能大型プリンターで、イメージ、画像をトナーで紙に噴射します。噴射した直後、200℃の熱源で瞬時にトナーを乾かします。トナーは、用紙にしみこまないまま、表面上で乾燥硬化します。このところで本の柔軟性が少し失なわれます。
これが、写真集の場合は、用紙の両面がトナーで全面硬化してしまうので、最初の用紙の柔らかさは、大幅に減じます。尚かつ、ノドのおくまでトナーがしっかり、入ってしまうので、本がバラけてしまわないように、EVA 糊を厚めに塗布します。これで、開きの悪い固い本ができてしまいます。それらを全て解決するのが、PUR 製本です。紙の両面がトナーでおおわれていても、紙の断面の水と反応して、しっかり接着できます。ページ1枚1枚は、少し固いですが、背を柔らかくする事で、本が開くようにする事ができます。

6.PUR製本の国内需要。

PUR製本は、約10年ぐらい前から、実用化され始め、国内で認知され始めて約5年経ちます。欧米では約6割の製本がPUR製本となって居りますが、日本国内のPUR製本の普及率はまだ少数です。日本国内での普及率の低さとして製本代の高さがあります。 劣化して廃棄するPUR糊の量、後処理の煩雑さ、オペレーターの経験不足など、製本代を嵩上げている要因は数多くあります。一番大きな課題が劣化廃棄のPUR糊の量です。 PUR糊がEVA糊の約1.5倍ぐらいの金額としても、1冊あたりに使う糊の金額は3円から20円ぐらいまで。100ページ位の本でしたら10円も行きません。大きな問題はPUR糊が空気中の水分と反応して硬化していくという事。日本とヨーロッパでは、湿度が違います。ヨーロッパでは溶解釜に入れて作業を続けて約8時間以上製本できるのに対して、多湿の日本では、4時間ぐらいで、溶解釜のPUR糊を廃棄しなければなりません。EVA糊は溶解釜に入れて180度で溶かして使用し、熱源を切って一旦固まっても翌日溶かせば、また使えますので、廃棄量は殆どゼロで無駄になることはありません。PUR糊は空気中の水分及び紙が含んでいる水分と反応しながら1日から3日かけて固まっていきます。完成チェックがその時点で出来ないところが、PURの大きな短所ともいえます。
今現在、本が丈夫でよく開く本を作るとなると上製本の糸かがり、中綴じ方式の糸ミシン綴じ。それから強度は弱いですが中綴じがあります。ページ数の上限はございますが、見開き写真が見やすくなります。しかし現状折り屋さんかがり屋さん、ミシン屋さんの廃業や減少を考えると本が開いて丈夫というとPUR製本という選択肢しかありません。 また、オンデマンド印刷の更なる拡大を考えるとPUR製本の国内需要はますます増える事と思います。

7.PUR製本で重宝される本。

ハードカバーの本のかがり綴じをPUR製本にして、フォローバックで開きの良い上製本の 本を作ることが出来ます。

  • 手を添えなくても開いていなくてはいけない本。楽譜、教科書、料理本、レシピ集、旅行ガイド。
  • コート、アート紙でのカラー印刷、見開き写真、アートブック。
  • オンデマンド印刷でノドまで印刷があり、トナーが入っている本。
  • エコ、リサイクルに厳しい官公庁の本。
  • 長期に亘って使い続ける本。
  • 真夏のイベントの本、北極、南極でのガイドブック。
  • 複数の種類の用紙で作っている本。
  • ページ数が多い本。

PUR製本の長所と短所

長所

本が開きやすいので、料理のレシピ本や楽譜、取扱説明書などに最適です。 また耐熱性に優れている点から屋外で使用する旅行ガイドや地図等に、耐インク溶剤性をもつことから全面にインクがのるような画集や写真集等にもお勧めです。

短所

EVA系の接着剤と比べ、コストが若干上がることと、接着力を発揮するまで約1日かかる点があげられます。

印刷職人 現場の目利き

【かがり糸】

170802nikki03.jpg

糸かがり。頁物を製本するとき、通常は並製でEva糊、PUR糊で背を固めて

製本しますが、開きの悪さ、強度の点で不安がある時は、糸かがりで製本

します。8ページ、16ページに折って背中を糸でかがって行きます。中

心に糸を通してしっかりかがりますので、強度はとても上がります。上製

本の場合はハードカバーですので開きやすくするために糸かがりにする場

合が多いです。イニュニックではPUR製本もお勧めしているので本文をPUR

で固めてフォローバックでハードカバーと接着させる仕上がりも行ってい

ます。安くて速く出来ます。特にオンデマンド印刷の場合は、折らないで

ペラで帳合しながら印刷しますのでPURで固める方法しかありません。

8ページ折りと云うのは本文用紙が厚いと4つ折りしか出来ないので8ペ

ージで折るのですが、あまりページ数が多いと糸の分量が増える為ノドと

小口の高さが大きく変わってきますので、こちらもあまりお勧めできない

仕様です。200ページ越えると厳しくなります。丸背を造る場合も糸か

がりが必要です。少部数でかがらないで折りだけで、丸背を造るやり方も

ありますが、少々仕上がりに難があり、美しい製本と云うイメージでは無

いです。コデックス装も糸かがりは必須で糸でかがっていない物はコデッ

クス装とは言えません。コデックス装の気軽さから糸もカラフルな物をお

求めのご要望も良くあります。糸は殆んどの色が選択できると思います。

糸の見本帳は、中々貸して貰えないのですが、一度見た限りでは1000

種類ぐらいの色数が有りました。ただ、カラー糸は少し細くて弱いような

印象がありました。かっこいいのが釣糸のような透明糸、少し高いですが

ちょっとカッコイイ。

【コデックス装】

コデックス装はチープさと武骨さが両方あり、剥き出しの背には色糸が見え、

製本途中で投げ出したような粗々しさが、魅力的な製本方法です。なんと云っ

ても180度本が開くので見やすく、手を放してもそのままです。上製本の製造

工程の途中で完成させたもので早く読んでほしくてたまらない感が溢れていま

す。一般に上製本は印刷した本文(16P折り、8P折り)を帳合して、糸で本文の

順番に糸でかがって行きます。この後、寒冷紗を付け、花布を付け、スピンを

付け、表紙を付けて完成させます。コデックス装の場合は、糸でかがった後に

背固めして3方を化粧断裁すれば完成です。表紙を付ける場合は先に見返しを

頭とお尻に張り付けておきます。そして見返しに表紙を貼り合わせて3方を断

裁します。一般に表紙は厚めです。イニュニックの場合は大体とても厚いもの

をお勧めします。その方がよりインパクトが増すからです。イニュニックで定

期的にお創りしている「コンタクトハイジン」は、2mmボールを2枚合紙して

それに印刷表紙を貼り合わせるので、4mm以上の厚さになります。開きが良い

ので額装も用意され日替わりフォトスタンドとして活用されています。綴じ糸

は様々な色があります。白赤黄緑青黒透明などなど。常備在庫してあるものと、

取り寄せで時間がかかるものもあります。当然コストもかかります。かがりは

1折から最終折まで通してかがりますので、台ごとに糸の色を変えることは出来

ませんが、ボビン毎に糸の色を変えることは出来ます。1色が2列になりますの

で2列ごとに色が変わっていく、カラフル仕様も可能です。見返しの外側に寒

冷紗を付けることも可能です。糸かがりだけの物よりは本が強くなります。コ

デックス装の短所と云えばまさにそこの所で、表紙でくるんでいないので強度

に問題がございます。特に背の部分。寒冷紗で補強すると強度が増すだけでは

なく、スピンを付けることも可能です。コデックス装のコストは上製本と並製

本の間ぐらいです。表紙に箔押しをしたり、合紙をしたりすると金額は上がり

ます。上製本にはない武骨な美しさ、180度ノドまで見える開き、ノドにしっか

りと絡みつく血管の様なかがり糸。コデックス装の人気は現在では不動のもの

がございます。ただ、本文用紙にアート紙、コート紙を使って見開きでノドま

でしっかり濃い色が入る場合、ブロッキングなどの注意が必要です。少部数の

オンデマンド印刷の場合に少々難があります。A4とB5の本の場合。8P、16Pでは、

オンデマンドで刷ることが出来ません。オンデマンド機の場合基本的には菊判

4切サイズ(A3)が最大サイズです。B6、A5ですと8ページ折りが出来るので

糸かがりは出来ます。仕上がりB5,A4はどうするかと云いますと、8ページの

入紙と云う考え方で刷っていきます。1-8(2-7)、3-6(4-5)

この二つの折を手で入紙します。これで8P折りの状態が出来ます。これら8P

折りを帳合して順番にしてかがります。こちらでB5,A4、少部数、オンデマンド、

コデックス装が完成します。

【二度ぐるみ】

無線綴じで表紙を2回くるむ事を二度ぐるみと云います。一回目は、捨てる上質

紙で、二回目は本来の表紙で。表紙と合体させたときに本文を仕上げることが出

来ない場合。又は広開本やオープンバック、フォローバック等の良く開く本をPUR

製本で作る場合。背に薄く塗るだけで強い接着力を持つPUR製本は、良く開く本を

作るためには、必須の材質です。空気に触れながら硬化していくので仕上がりを

確認するのがだいぶ後になる分、オペレーターの熟練の経験が求められる作業で

すが自在にコントロールできればとても読みやすい本を作ることが出来ます。

無線綴じバインダー機には、本体の背糊と脇糊と見返し糊がそれぞれあります。

これらを別々につける事も可能です。普通のPUR製本よりより開く広開本を作るた

めには、2度ぐるみと云うテクニックが使い脇糊で留めたりして仕上げます。上

製本の中身を一回PURで固めてハードカバーと合体させることも在ります。通常ハ

-ドカバーの場合は本文を大きな版で刷って16ページ折りにしたり8ページ折り

にして糸でかがります。そうする事によってよく開く写真集などが出来ます。か

がる事で強さと開きが実現します。これがオンデマンドの場合4ページ、又はペ

ラで刷りますので糸でかがる事が出来ません。この場合、順番毎に印刷した本文

をPUR製本で仮固めします。これをハードカバーと着けることで良く開く上製本が

出来ます。オンデマンド印刷は、トナーや濃度やアジロ折に出来ない性質からPUR

製本は必須条件だと思います。


【小口が階段状になっている本】

小口が階段状になっていると云っても所謂小口でして天と地の小口が階段状に

なっているわけではありません。出来なくは無いですが三方小口の階段状は、

難しいです。並製本でノドの反対側の小口を階段状にする事は簡単です。

ページ数の多い、分厚い本でしたら見ごたえは在ります。章毎の段差を付けれ

ばとても見やすいです。オンデマンド印刷ではページ順に印刷しますので、一

旦順番になったものを区切るところで分けて、小口仕上をして元に戻します。

その時点で階段状になっています。それを表紙で包んで天地仕上げれば階段状

製本の出来上がりです。小口を仕上げることが出来ないので表紙と本文の仕上

がり具合を確認しながら全体のイメージを作っておくことが必要です。小口に

細工をすると色々な仕掛けが出来ます。たとえば偶数枚と奇数枚の長さを1mm

位差を付けます。本文のページが一枚毎に長くなったり短くなったりするのです

がこの本の小口に親指を当ててパラパラとページを捲ると2ページづつ捲られて

いきます。この本を持ちかえて反対から同じことをするとやはり2ページづつ捲

られていきます。この時現われるページが異なるのです。前から捲ったときに現

われる内容と後ろから捲ったときに現われる内容が異なる。一冊の本で二つの顔

を持つことが出来る。これをやる時はページの順番ごとに印刷する方法でやって

しまうと後で後悔する事になります。こういう製本をするときは、ページ毎に印

刷します。本に仕掛けを施す場合は、その仕掛けをしっかり反映する紙を選ぶ必

要が有ります。表紙などもその仕掛けに誘導する紙の柔らかさなどが必要ですね。

これは中綴じでは難しいです。無線綴じで来たらPUR製本の良く開く製本方法が適

しています。

【無線綴じ製本】

製本をするときに本を綴じます。ごく普通には糸で綴じておりました。又は針金を

使用する場合があります。糸で綴じる事を糸かがり綴じと云います。8ページ、16

ぺージを中心が袋になるように折って中心に糸を通しながら折り丁をかがって行きま

す。接着剤で表紙と貼り合せます。糸でかがっているのでページが脱落することは在

りません。接着剤を厚く着けないので本も良く開きます。しかし、手間と時間が掛か

ります。昭和の半ば製本用接着剤、EVA糊が開発されました。こちらは、糸を使わな

いので無線と云うようになりました。ハードカバーでは無い並製本の糸かがりは今

でもありますが、この無線綴じの事を並製本と云います。上に対して並ですね。EVA

糊は温度に弱いのと粘度が悪いので背に接着させる方法としてガリを入れるミーリ

ング。折りを入れながらアジロミシン刃を入れるアジロ綴じがあります。ミーリン

グだけよりアジロ綴じの方が強いです。少しづつずらした点線の間に接着剤を入れ

るので折り丁ごとしっかり綴じるのでページの脱落が少ない製本方法です。しかし、

接着剤の強さを不安視するためどうしても厚めにつけてしまいます。すると開かな

い本が出来上がります。のど元までインキの乗らない文字モノの冊子の場合はさほ

ど不安はありませんが、写真集などページ一杯にのど元までインキで覆われる本の

場合はインキが接着剤を弾く為、極端に接着剤を厚くする必要があります。

PURとは、反応性ポリウレタン系ホットメルト接着剤の事です。建築や車の内装等

では広く使われてきた接着剤ですが、製本を用途として使われ出したのは、ごく最

近の事です。ヨーロッパでの普及が進んでいて日本での普及は5年前位からです。

PURとEVAの違いは糊の強さと柔らかさです。倍の強度があります。EVA糊が1ミリ

以上の厚さで塗布するのに対してPUR糊は約3分の1です。0.3・4ミリと云う厚

さで接着して十分な強さがありながら、薄くて柔らかいのでとてもよく開く本が出

来ます。オンデマンド印刷のトナーもEVA糊との相性が悪い物です。また、オンデ

マンド印刷は、ペラで順番を揃えながら印刷していきますので、アジロ折が出来

ません。オンデマンド印刷こそPUR製本にとても向いている製本方法です。