富士フィルム PHO

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今日の新聞では、富士フィルムのゼロックス買収の合意破棄のニュースが
ありました。富士フィルムはカメラのフィルムを作っていた会社。ゼロッ
クスは、事務機器の大手、オンデマンド機ではかってトップランナーでし
た。(何故か過去形)富士フィルムは攻めの経営戦略でいろんな手を繰り
出しています。最近のビックニュースは、ジェットプレスの大幅値下げと
云うニュースがあります。今年のアイガスでのキャノン、ボイジャーデビ
ューに合わせてきた販売戦略。コニカも何かしなくてはならない状況。し
かし形振り構っていられない感じがひしひし伝わってきます。オンデマン
ド機も各メーカー厳しい状況がありますが、折角作ってもらった株高、内
部留保ここで攻めなきゃ生き残れない。武田製薬も危うい博打打ちますね。


先日、富士フィルムの業界紙のインタビュー受けた時、同行の営業マンの
方に「PHO」の用紙見本帳を頂きました。PHOは、Photograph写真に由
来する商品名です。富士フィルムの印画紙技術から生まれたもの。元々、
富士写真フィルム株式会社は、大蔵省印刷局の指定工場として紙幣の用紙
も製造していました。しかし1949年、紙幣用紙の発注の減少に伴い写
真を意味する用紙、「PHO」の製造を開始しました。PHO淡クリームは紙
幣に似た質感があります。ですからPHOは69年の歴史がある訳です。こ
れほどのロングセラーはあまり無いですね。滑らかでインキの発色が良く
こしが強く、加工しやすく仕上がりが端正です。紙としてはとても丁寧に
作られた紙ですね。似た用紙に「OKマシュマロ」がありますが、単価が同
じだとしたらこちらに軍配が上がりますね。オンデマンド商品に投入しま
す。