軽オフセット印刷 モノクロ格安印刷

大量の印刷物を作成するオフセット印刷、少部数の印刷物を早く安く印刷するオンデマンド

印刷。この二つのタイプの間に、モノクロ墨限定ですが軽オフセット印刷が有ります。部数

は、オンデマンドでは少し多い500部からオフセットでは割高になってしまう1500部位まで。

通常、RYOBI3200PCX A3寸のび縦型両面印刷機を使います。1台でA4、B5でしたら4ページ

分、A5、B6でしたら8ページ分ワンパスで刷れます。本来のオフセットで使うアルミ板を使

用しないで岩崎通信のプレートセッタ「LP-540e」で紙版で版を作ります。オフセットのアル

ミ版は、133線から175線、200線、250線、300線、又は500線相当のFMスクリーンと微細な画

像表現が可能ですが軽オフセットの紙版では120線か133線しか使用できません。オフセット

のモノクロ線画が133線か150線を使う事を考えるとあまり差が無いように思えますが、カラ

ーと違ってモノクロ画像はその表現を黒と白の2諧調だけで表現するので、一見小さな差の

ようでいて実際は大きく違います。昔のアナログ現像に比べると今は、デジタルプレートで

版に直接焼き付けるので綺麗になったところはありますが、オフセットやオンデマンド印刷

に比べると見劣りします。割とよく刷るのが文字もの主体の頁物、文芸同人誌、詩集、コミ

ック、論文誌、研究誌、報告書。墨専門で両面印刷で紙版で印刷と云う処が通常のモノに比

べて安く出来る理由です。上記の頁物を作成するソフトがワード等のoffice系のソフトであ

る場合、写真などの画像処理が成されていない場合、さほど綺麗に出ません。軽オフの紙版

で印刷する場合は、120線に合わせた画像処理をする事が必須です。中間色を明るくする事、

コントラストを上げる事、シャープネスを掛けて画像を締める事。イニュニックの軽オフセ

ットは、業界最安値で全国多数のお客様にご愛顧頂いております。区や都庁の報告書となり

ますと殆んど軽オフセットでお納めしているので、それほど見劣りするものでは無い事も付

け加えさせて頂きます。自費出版の同人誌などでオンデマンドのトナーを嫌われる方々に軽

オフの墨が好まれる部分もございます。