b7シリーズとアドニスラフ

去年暮れでOKブライトラフ(ブライトーン)が生産中止になりました。

また同じようにOKアドニスラフも平判は生産中止。巻き取りは作って

いるようです。コスモエアライトが無くなりb7ナチュラルに統合と

なったと決まったのもつかの間、4月からはb7トラネクスト、b7

バルキーが生産調整に入るようで品薄になることが決まっています。

これらは東京印刷協同組合が依頼して作って貰っているモンテシリー

ズ、モンテアルバとモンテルキアに変わっていくのかこれも無くなっ

てしまうのか不明です。紀州北越のハミングシリーズもどんどん無く

なり、OKピクシードも消えているのが多くなっています。良いなと思

っているのが次々に消えて行っているのが現状です。紙は作らないと

云う選択に行くのでしょうか?ファンシー系は外国のかっこいい紙が

どんどん入って来るのでそれなりに悪くないのですがサイズや単価の

関係で金額は国内品の倍ぐらいになっています。そういった意味では

大阪の大和板紙さんは、注目です。再生紙主体のチップボールでイン

キのノリが悪いと自覚されているのか最初からプライマー処理されて

いる感じがします。再生紙となるとついつい脱墨剤の影響などを考え

がちなのですが(インキのノリが悪い)割ときれいに乗っている。寧

ろ昔からの紙でテクスチャーも申し分ない紙が、オンデマンドや特殊

加工で全然使い物にならないと云うようなものも有ります。竹尾の見

本帳、平和の見本帳、紙は本当にたくさんの種類がありますがそろそろ

統廃合する時期に来ていると思います。ファンシー系はそれほど要らな

い、特殊加工や特殊製本のほうにトレンドは移り始めているので。それ

よりは本文紙を良い物を沢山作って欲しい。外国の写真集の紙などは、

それはそれはほれぼれするような紙がいっぱいあるのです。伊達に2000

年の歴史が有る訳じゃない。お客さんが外国の写真集持って来てくれる

ので沢山触るし、印刷仕上がりを見るのですが良いものが多いですね。

アメリカではリアル書店がすごい勢いで増えているそうです。池袋でも

ジュンク堂と三省堂を定期的に巡回しますがお客さんはすごく多いです。

コロナ禍では、本を読むよりほかにする事が無かったのですが、改めて

本を読むことの大切さと面白さに気付いた3年間だったのですね。製紙

業界は完全に世間の流れを見誤っていますね。