サブリミナル 印刷

視覚効果で潜在的に感情や欲望を誘導する事をサブリミナル効果と

云います。映像の中にコカコーラの映像を挿入したりしてコカコー

ラを飲みたくさせる。又はアマゾンのロゴは、AからZまでを曲線

の矢印で結んで何でも売るよと云うイメージだけど、ようく見ると

それは笑顔になっています。お客様の満足の笑顔なのかアマゾンの

商人としての儲け顔なのかは、置いとくとしても惹きつけられるイ

メージでは在ります。紙に印刷をする印刷業を生業にしている者と

して紙と視覚と云うのは切っても切れない処は在るのですが、そこ

が勝負どころ?と云う事を改めて考えてみたのです。実際に風合い

のある用紙を限りなく勧めています。キュリアスマターやグムンド

カラーマット、NTスフール、スノーブル、気泡紙いかに感触の

驚きを一緒に届ける事が出来るか?薄い紙、とても厚い紙、プロ

ダクトの面白さにドンドン寄って行っています。しかしもう一つ

あるのに気づきました。先日あるチラシを刷りました。内容は昭和

30年代、40年代のモノクロの写真集の販売告知です。素朴な市

井の人々の飾らない風景の写真です。誰もが郷愁を持って蘇らせる

思い出の数々。チラシはコートに両面墨1色+グロスニス引きです。

グロスニスの中に「パチュリ」と云う香油を5mGほど垂らして肉

板で練って印刷しました。「パチュリ」の香りは墨汁の香りです。

墨の中に溶かしこんで居ます。墨を擂ったときのあの香りは本来の

墨の臭いではありません。パチュリで匂い付けしています。パチュ

リには心を落ち着かせる働きがあります。書道で一番大切なのは心

の落ち着きだからです。楊貴妃の香水と云う話もありました。イニ

ュニックでは、入り口カウンターの近くにパチュリの香油を壜を蓋を

開けて置いています。殆んどの方々はインキの臭いだと思っておられ

ますが実は墨汁の臭いなのです。インキの臭いは「青木真理子現象」

の便意を催す匂いなのです。話を元に戻します。実際に匂いはどうな

のかと云いますと刷った翌日は割と匂っていましたが1週間もすると

チラシを見ている距離では匂いません。鼻をチラシに近づけると判

ります。しかしそれはインキの臭いだと思われると思います。しかし

ここからが重要なのです。これをサブリミナル印刷と云う所以は、意

識では明確に認識できていないのですが、もっと深い所の認知能力は

小学校時代の書道の時間をまざまざと甦らせている筈です。この嗅覚

の記憶を甦らせることによって写真そのものと自分の記憶とがしっか

りとしたキャッチボールを始めると思うのです。しかしまあ、使える

のは「パチュリ」だけです。パチュリは安い。10ミリグラムで50

0円。ちなみに各インキメーカーから「香りOPニス」と云うのは販

売されています。1キロ、約10万円。「フォレスト」「ストロベリー」

「ラベンダー」「オレンジ」「ローズ」「レモン」「サクラ」「チョコ

レート」等が在ります。これは直接香りをインキに混ぜ込むのでは無く

て香りのカプセルをインキの中に混ぜん混んでいて手で強くこすってカ

プセルが潰れたら香りがすると云うモノです。ずいぶん昔からあります

が効果と高価で今一つの様です。昔「パヒュームある人殺しの物語り」

を興奮しながら読んだ事が在ります。その中に香水の創り方が具体的に

書いてあったのです。私も調肉師の端くれです。原理さえ判ればさほど

難しい事は在りません。1月経ちますが匂いはまだ続いています。パチ

ュリだから許されますが・・・・・・。イヤイヤそれは許されない事で

すから!ご希望のお客様にはサブリミナル印刷承ります。500円のパ

チュリを練り込むのは簡単に出来ますが難しい匂いは実験も含めて時間

と試作代掛かります。まだ誰もやっていないサービスです。