問題冊子・報告書・会議資料等に

商品の主な仕様について

こちらでは、商品の主な仕様や注意事項を記載しております。
  • 表紙、本文共に、120線CTP軽オフセットモノクロ印刷になります。
  • サイズは「A4・B5・A5・B6」です。
  • 製本方法は「無線綴じ製本」又は、「中綴じ製本」です。
  • パック商品ではございません、料金サンプル以外の仕様も承っております。
    
金額は「オンライン自動見積り」の「エコノミータイプ」より、ご確認頂けます。

ご入稿と納期について

ご入稿時に必要な物 「印刷発注」への入力・送信・完全データ・出力見本
詳しくは「ご利用ガイド」をご覧ください。
納期の目安 午前10時迄のご入稿で「7日目」発送

印刷職人 現場の目利き

【ピンクマスター】

軽オフセット印刷では、紙版を使います。オフセット印刷ではアルミ版を

使いますので、耐刷枚数10万枚ぐらい刷れるのに対して軽オフセットで

は、2000枚ぐらいが限界です。耐刷枚数もありますが、画像の線数も100線

から133線位しか表現できないので、印刷の仕上がりはオフセットに比べて

大きく落ちます。基本的には文字もの、頁物を主に印刷する方式です。さ

てピンクマスターと云う言い方ですが、これは紙版の事を云います。最初

は水色の版ですがデータを焼き付けて、現像して出してくるとピンク色に

なって出てくるため、ピンクマスターと云います。少部数の本の制作で良

く使われますが、少部数ではオンデマンド印刷が権勢を奮い始めているの

で、ピンクの軽オフは少々、肩身の狭い世界に追いやられています。軽オ

フの弱点に画像の荒れが有ります。チープさが出て面白いという意見もあ

りますが、これは好みです。実際、オンデマンド印刷のトナーのテカリを

嫌う方々もお出でです。活版好きの詩集、文芸誌の同好の方々は、特に軽

オフが好まれるようです。背景とした世界観でどれを選ぶか決まってきま

す。スマホとネットの便利さから、敢えて軽オフの人間臭さを選択される

方もいます。完全すぎる窮屈さは、息が詰まるだけでなく心身を疲労させ

ます。アバウトなところが好まれるところではあるのですが、そこを云う

とリソグラフなどのもっとアバウトな世界から云うと少し、綺麗すぎるの

です。リソグラフはレトロ印刷等と云う言い方が示すように作り其のもの

がチープな孔版印刷なので、より味は濃いと云えます。軽オフセットは、

金額的部数的に言うとオフセットとオンデマンドの中間ぐらいです。500

部から1500部が丁度いい部数で文字ものの冊子でしたらこれが一番安

いと思います。オンデマンドの安さ、綺麗さもありますが、ピンクマスタ

ーの味もいわく言い難い良さです。少し前まで三菱のシルバー製版を使用

していましたが、現在は、またピンクマスターに変更しました。

【凸版印刷・活版印刷】

昔、印刷会社に就職して現場に入って間もない頃、会社はオフセット印刷でしたが、印刷種類の説明で、教わったのが、 印刷には、オフセット印刷、孔版印刷、凹版印刷、凸版印刷などがあり、それぞれの中に、フレキソ印刷、ダンボール印刷、凸版輪転印刷、枚葉オフセット印刷、軽オフセット印刷、 グラビア印刷、銅版印刷、スクリーン印刷、謄写版印刷、デジタル孔版印刷、バーコ印刷などと、機械の違い、方法の違い、素材の違いで、色々な方法があると言う事でした。

古い印刷方法で、当時も人気が有ったのは、活版印刷。詩人達は、活字で組んだ版で、詩集を出すのが、当時も憧れでした。活版印刷は、活字で組んだ文字を印刷します。 活版活字は、明朝やゴシック、正楷、教楷、清朝、宋朝、隷書、行書、草書などがあります。 私の名刺は、加賀Aクラフトボール(厚さ0.8mm)に活版活字で印刷しております。書体は、明朝。 名刺の印刷ですと、清朝、宋朝、隷書等が、金額はさほど、かからないで、昔のレトロな名刺が、作れます。上記清朝で、詩集を作るのは、お金がかかりすぎて現在の日本では、無理です。 オフセット印刷に圧されて、どんどん廃業していたところで、4年前の東日本大震災。あの地震で、2/3以上の活版印刷屋さんがやめていきました。 活版屋さんの活字は、壁に貼り付けられた棚板に何十万という活字を整理して入れていました。それらがあの地震でほとんど下に落ちました。活字は鉛・錫で作られていました。 柔い素材ですので少しの衝撃で傷ついて使えなくなりました。活版印刷屋さんにとって活字は財産でした。膨大なる地域の歴史の堆積が、失われてしまいました。

現在作製できる詩集の可能性としては、原稿を組版指定して、中国か台湾の業者に紙型を作って貰って日本に送り返して貰い、 そこから亜鉛版を作って、活版印刷するというのが、活版印刷の詩集の可能性ですが、鉛活字でないと言う所が、少し趣きを損ないます。 活版印刷の利点、短所は、その活字そのものにあるのです。膨大な量の活字を用意しなければならない、その事の無駄さ加減が、その詩集の言葉の価値を高めています。 デジタルフォントで、清朝、宋朝等の書体はあります。文字組みをした後、ある一方向に判るか判らないか位の影をつけるといかにもな活版印刷が、出来上ります。 でも本当の意味の価値は、目に見えない、その裏に隠された活字の形にあるのです。

ちなみに、凸版印刷とは、機械は同じなのですが、フィルムから作った樹脂版、亜鉛版を使って印刷する事を言います。 活字という制約がありませんから、フォントも絵柄も自在に作れます。 圧をかけて、わざと凹ませたり、滲ませてと言う要望がありますが、イニュニックでお願いしている印刷屋さんは、イヤがります。

【軽オフセット印刷】

高精細オフセット印刷と較べて、早く、安く、簡単に印刷できる方法に軽オフセット

印刷があります。 イニュニックでは、モノクロ印刷、エコノミータイプ等で使われ

ているのが、軽オフセット印刷です。 120LCTPと表記しております。線数120線のデ

ジタルプレート紙版を使用しています。ピンクマスター、リソグラフを軽印刷と言っ

ておりました。 現在イニュニックでは、デジタルサーマル版、TDP-495の版を使って

います。三菱さんのシルバー版の進化版です。 現像や薬剤を使用しないで、紙版に

直接印刷データを焼きつけて行きます。

4年前、「デザインのひきだし」さんで取

り上げて頂いた時は、ピンクマスター版を使用して印刷する、「軽オフセット印刷屋

さん」という取扱いでした。 軽オフのプロの様な顔で、短所と長所、味のある印刷の

仕上り等を、お話しさせて頂きました。 現在は、オンデマンド印刷に力を入れていま

すので、軽オフセットの比重が少なくなって来ています。

アナログピンクマスター

から始まりました。紙原稿の反射原稿を製版機にセットして、露光時間を決め、調整

して現像、乾燥、定着という流れで、版を作っていました。 露光時間によって濃くし

たり、暗部を明るくすることが出来ます。 しかし、時代は移り変わり、データから直

接版を焼き込んで、版を作るようになりました。 イニュニックでは、早くからデジタ

ルに取り組んでいました。 軽オフは、オフィスのデータが主流でしたので、バケたり、

消えたり、線が入ったり、数々の失敗を繰り返しました。 まだ、不完全な、PDFしかな

かった時代ですし、マイクロソフトが、データの遣り取りに対して、さほど真剣に取り

組んでなかった時代です。 それでも何とか、デジタルの仕事が増えて行く過程で衰退

して行くのが、アナログ製版です。 アナログ製版は、現像液を使うので、長く使わな

いと、現像液が固まってちゃんとした版が、作れなくなります。 また、線のシャープ

さや、画像のクリアさが、デジタル製版の方が、綺麗です。 しかし、そのデジタルピ

ンクマスターも、シルバーの紙版にその座を明け渡す日が来ます。 やはり、現像液で

す。現像液は、取扱いの面倒さや、廃液の環境への負荷等で、サーマルプレートの方に

軍配が上がります。 しかし、そのサーマルプレートも、オンデマンド印刷の利便性と

美しさで、後塵を拝すことになります。アナログピンクのアジも、(ピンク、ピンクと

言っておりますが、版の色が、ピンクがかった青で、決して、ツヤっぽい話ではありま

せん。) 今は、遠い昔話となってしまいました。ピンクマスター版は、唯なくなってし

まう印刷方法だったかも知れませんが、リソグラフは、デジタルであり乍らチープでキ

ャッチな味を出し続けている、軽オフセット印刷の生き残りです。

【軽オフセット印刷 モノクロ格安印刷】

大量の印刷物を作成するオフセット印刷、少部数の印刷物を早く安く印刷するオンデマンド

印刷。この二つのタイプの間に、モノクロ墨限定ですが軽オフセット印刷が有ります。部数

は、オンデマンドでは少し多い500部からオフセットでは割高になってしまう1500部位まで。

通常、RYOBI3200PCX A3寸のび縦型両面印刷機を使います。1台でA4、B5でしたら4ページ

分、A5、B6でしたら8ページ分ワンパスで刷れます。本来のオフセットで使うアルミ板を使

用しないで岩崎通信のプレートセッタ「LP-540e」で紙版で版を作ります。オフセットのアル

ミ版は、133線から175線、200線、250線、300線、又は500線相当のFMスクリーンと微細な画

像表現が可能ですが軽オフセットの紙版では120線か133線しか使用できません。オフセット

のモノクロ線画が133線か150線を使う事を考えるとあまり差が無いように思えますが、カラ

ーと違ってモノクロ画像はその表現を黒と白の2諧調だけで表現するので、一見小さな差の

ようでいて実際は大きく違います。昔のアナログ現像に比べると今は、デジタルプレートで

版に直接焼き付けるので綺麗になったところはありますが、オフセットやオンデマンド印刷

に比べると見劣りします。割とよく刷るのが文字もの主体の頁物、文芸同人誌、詩集、コミ

ック、論文誌、研究誌、報告書。墨専門で両面印刷で紙版で印刷と云う処が通常のモノに比

べて安く出来る理由です。上記の頁物を作成するソフトがワード等のoffice系のソフトであ

る場合、写真などの画像処理が成されていない場合、さほど綺麗に出ません。軽オフの紙版

で印刷する場合は、120線に合わせた画像処理をする事が必須です。中間色を明るくする事、

コントラストを上げる事、シャープネスを掛けて画像を締める事。イニュニックの軽オフセ

ットは、業界最安値で全国多数のお客様にご愛顧頂いております。区や都庁の報告書となり

ますと殆んど軽オフセットでお納めしているので、それほど見劣りするものでは無い事も付

け加えさせて頂きます。自費出版の同人誌などでオンデマンドのトナーを嫌われる方々に軽

オフの墨が好まれる部分もございます。

【軽オフ印刷機 リョウビPCX】

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RYOBI 3200PCXは両面を一度に印刷できる機械です。イニュニックでは

岩通のピンクマスター版を使ってインキは墨専用で文字主体の頁物を主

にこちらで印刷しております。ピンクマスター版は紙版です。また軽い

絵柄ばかりを主に印刷しますので軽オフセット印刷と申します。全国の

この機械を使って印刷されている処は殆んど墨主体の紙版で頁物を刷っ

ておられると思います。しかし機能としてはアルミ版もありますし、ア

ルミ版でしたら特色も出来ます。表裏同時に刷れますので、少部数の頁

物ですと時間と価格で大きな威力を発揮します。25年ぐらい前、まだ

中国に印刷機メーカーが進出していないときこのPCXを4台並べて端から

墨、シアン、マゼンダ、イエローと云う順番で現地でカラー印刷している

という情報も訊いていました。


モノクロの頁物が豊富にあった時代は、圧倒的にフル稼働していた機械です。

扱いやすく簡単だったので一人で2台位だったら普通に印刷していました。

印刷物がカラーに移行し始め、デジタル印刷機が隆盛を誇り始めて退潮著

しくオペレーターもどんどん居なくなって仕舞いましたがそれでも400

部を越えて1000部位まででしたら圧倒的なコストパフォーマンスを発

揮します。あともう一つ漫画系や詩や文学系の自費出版の方々の支持は特

筆すべきものがあります。段階として軽オフからオフセットは歩、金成り

なのですが、オンデマンドはやはり下げなのですね。「なんだデジタルじ

ゃねーか」なのです。オンデマンド機一杯稼働させている経営者が云って

はいけない言葉かもしれませんが、PCXが好きなんだからしょうがない。

先週、オペレーターが機械を離れていたので代わりに機械を廻してあげよ

うと紙版入れて稼働させたらいきなり版を滑らせて駄目にしてしまいまし

た。昔の武勇伝の信憑性がドンドン剥れて行っている今日この頃です。