bizhub PRESS 1250
高速・高画質モノクロオンデマンドシステム、書き込み解像度1200DPI。
新開発のデジタルトナーHD。IDCセンサーと新TCRセンサーを併用することで
画像濃度をコントロールします。トナー濃度と現像スリーブの回転速度を制
御しています。従来のIDCセンサーセンサーだけの場合に比べ格段に濃度のば
らつきやトナーの零れ等が抑えられる様になりました。
モノクロ印刷に求められる豊かな再現力、滑らかで微細な諧調表現。色彩の無
い分、より強く要求されるのは、鮮明で優れた画像諧調に他なりません。オン
デマンドモノクロ専用機だからこそ出来る高品位な画像再現力は、多くの写真
家の方がたから高評価を頂いております。モノクロの写真集を造る場合、部数
にも依りますが先ず二つの選択肢があります。一つはオフセット印刷。オフセ
ット印刷でもより豊かな諧調を求めてダブルトーン印刷、トリプルトーン印刷
と選択肢が広がります。二つ目がオンデマンド印刷。こちらもグレースケール
による単純なモノクロ印刷。カラーモード設定によるモノクロ印刷と二通りあ
ります。これらはそれぞれ一長一短あります。カラーのモノクロの方が諧調が
多い分滑らかで奥行きが深いイメージになりますが赤転び、青転びそれぞれ色
調のばらつきが出る場合があります。しかし少部数で金額が抑えらるのはグレ
ースケールのモノクロ印刷です。ハイコントラストで画像のフォルムがしっか
り表現できます。オンデマンドトナーは顔料が濃くはっきりと画像が印刷され
ますがここは好みの別れるところです。自費出版に憧れが強い人は、オンデマ
ンドを下にみます。しかし時代の変化とは、機械の変化ですし、材料の変化、
表現の変化感覚の変化です。特に金額の変化はとても大きいと思います。視覚
表現の世界的な氾濫と拡張は視覚表現の価値の低減では無く、むしろ逆で累加
と充溢を強めています。モニターで見慣れた画像はそれなりの見方を求めます。
オンデマンドトナーも時代に合ったモノです。ハイスピード、ローコスト、シ
ョートセールは、今と云う時代を売り切る為の重要なキーワードと云えます。