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野口 玲 写真集
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判型:257mmx210mm
仕様:48p
発刊:2021年3月1日
デザイン:川端美香
編集:かさいあさこ
企画:喫茶ミンカ
発行:ロジノーク
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「この一冊には、福島と言われなければ、気づかないような写真がたくさんあります。
私は、そういう光景のなかに土地の背負う悲しみや、奪うことのできない美しさが存在しているように感じています。」
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作者は、2013年より毎年、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた福島県の浜通り、主に南相馬市や双葉郡にかけての海沿いの風景を、鎌倉から通い、撮り続けている。
写真の多くは、被災地の状況や復興の経緯を伝えるものではない。鎌倉にもあるような草だったり空だったりもする。ゆかりのなかった福島でなぜ撮影するのか。そこには、失われたいのちの存在を忘れないでいようという思いが込められている。
景色の向こうにまたたいている、気配。それらにひとしくそそがれている光を掬いとりながら、だれもがその存在とともにあることを、感じられる一冊。
企画は、毎年3月に東日本大震災復興イベントを行なっている、喫茶ミンカによる。
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著者略歴
野口 玲(のぐち・れい)
1976年生まれ。神奈川県在住。2013年から福島県浜通りの津波被災地を訪れ、撮影を続けている。2014年より毎年、喫茶ミンカ(鎌倉市)で開かれる東日本大震災復興支援活動の一環として写真展を実施。そのほかの展示歴に2006年大森克己WS修了展「はじまりの一枚」(ギルドギャラリー / グループ展)、2009年「CLIMAX-極まる森-」(オリンパスギャラリー東京・大阪 / 個展)、2016年「佗助のポートレート」(佗助 / 個展)などがある。
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神奈川県鎌倉市の喫茶ミンカにて
著者の個展が開催されています。
会期 / 2021年3月1日(月) ~ 3月28日(日)
時間 / 11:30 - 17:30[定休日・毎週金曜日]
喫茶ミンカ
神奈川県鎌倉市山ノ内377-2