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定価:1600円+税
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著者:かさいあさこ
装幀:川端美香
装画:こまつばらめぐみ
印刷・製本:株式会社inuuniq
発行:山川草木舎(私家版)
判型:四六判
造本:並製、カバー+グラシン紙つき
※カバーに箔押し(タイトル、著者名、著者による描画曲線)
※カバーとグラシン紙は、作者が手作業でつけています
収録作品数:29篇+序詩2篇+「地中の空」(おわりに)
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かさいあさこ
歳月を経て2014年より詩作に帰り、せかいのあわいにあるもの、ひびきあいの光景をえがいている。
既刊に、『未見の園』(2019年3月)、『せかいの織りなす瞬間に』(2020年11月)がある。『根の水』は第三詩集。
https://sansensoumokusha.localinfo.jp/
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収録詩より-----------
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はてしなくうまれてはきえてゆくもの
けして きえないもの
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根の水は 地中ふかくにひろがる空
いのちがみんな ひとつながりに 息づくところ
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しずくを てのひらに 受けとるように
水底のこえに みみを すませるように
うまれた光景 32篇
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もう
まもなく
きこえてくる
はじめての
わたしの
羽音
「めざめ」より
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からだはたどりつこうと
あなたにたどりつきはしない
そのみずは
くめどもつきせぬ 精なのだから
「ちひろ」より
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どんな道をたどるかより
どんな景色をあいしていますか
「水のうまれるところ」より
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《寄せられた感想より》
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心情は、人だけでなく、万物に存在する
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淡い色合いの絵画的な詩
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全体的に「性愛」のようなものが感じられるのは、
うたっていることが一貫して「いのち」だからなのかもしれない
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