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税込本体価格:3,850円
【本の仕様】
サイズ:A4
頁数:本文120P
印刷:オフセット
表紙:コート110k 2c/0c
本文:オーロラコート 160k 1c/1c
見返し:NTラシャ 漆黒 100k
加 工:クリアPP
製 本:上製本角背 本文糸かがり綴じ
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―秋葉原を炙り出す世界初の写真集―
最先端の街と呼ばれる秋葉原は人々の多様な欲望を受けとめてきた。 しかし、ふと気が付くとその煌びやかな街中で足元に生じる影。そしてそこにうごめくモノ。
ゴースト。その影の輪郭をたどり、街の実体を想像する行為は死と対極の生そのものだ。
そこに現代のリアルが宿る。
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「秋葉原ゴースト」制作ノートより抜粋
...サービスを供給する者は利益を追求するあまり過剰な商品や広告、コンテンツを生み出し、消費者の好奇心を依存させる...
...また必要以上に生産された商品により、人々は物を所有することで幸福感を得ようとする傾向が強まり、本質的な満足感や相対的な人間関係の希薄化を招く...
...負の側面は、経済的搾取、夢と好奇心の乗っ取り、絆と愛の忘却...
...淋しさに怯えたゴースト。この街で今必要なものは十字架(盲信もしくは教義)ではない。どんなにモノやバーチャルの技術が進化しても、ゴーストと対峙する為の武器は人間存在の本質、つまり学びから得られるリアルと云う感覚だ...
..."Enghost or Enperson" 唯一の希望、その真偽の種火を読者の想像の中に...
「秋葉原ゴースト」補足コメント
目に見えぬ何かがこの秋葉原の姿を変えた。ゴーストの正体とは何か?はたしてゴーストはどこにいるのか?その答えを追い続けた三十年余りの私の取材。しかしいつしかそれはこの街を父と楽しく巡った幼少期の記憶と重なり、亡き父の面影を探す自分がそこにはいた。そしてその父を見つけられない淋しさも私を秋葉原へと向かわせた。
今回諸氏の温かいご協力を賜り本書の制作を成し遂げることができ、そんな父との思い出も静かに街の夜空に放たれて行った。