【よ】から始まる用語一覧

羊皮紙

動物の皮を加工して筆写の材料としたもの。
紙の普及以前に使われていて、羊のほか、仔牛、山羊、鹿、豚などの皮を使用して作られていた。
また、その模様を再現した印刷用紙があり、名前はそのまんま「羊皮紙」。

洋紙

ヨーロッパで発明された製紙法で作られた紙のこと。
洋紙は、広葉樹、針葉樹の木の皮を除去した幹の部分、木材そのものの木質繊維(木材パルプ)や 木綿、亜麻、エスパルト等のパルプを主原料とし、填料、サイズ剤、紙力増強剤、歩留り助剤、染料などの 一部または全部を加えて、大型の紙抄き機械で生産されます。
品質が一定でかつ加工が容易な上、大量生産可能なため安価です。
そのため、新聞や雑誌、コピー用紙、ハガキ、封筒、包装紙、紙袋、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどなど、
現在、私たちの身近にある紙のほとんどは洋紙であり、単に紙といえば、洋紙を意味します。
明治初期に製紙法が日本に伝わり「洋紙」という言葉が使われ始めた頃、 それまでは「半紙」「鳥の子」または単に「紙」と呼んでいたものを「和紙」と呼び、 「洋紙」と区別するようになったと云われています。

洋書

主に西洋(欧米)で出版された本や、ヨーロッパの言語で書かれた本のこと。
これ以外にも、アジアやアフリカの言葉で書かれたものも含まれることがあり、
広義には「日本以外の地域で出版された本」あるいは「日本語以外の言語で書かれた本」のことを指す。