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本の三方の小口のうち、下の部分。
本の三方の小口のうち、下の部分。
製本の工程で、1冊の本になるように折丁を順番に揃えることを言います。
と、言われても印刷に詳しくない方には中々イメージがつかない事かと思いますが、噛み砕いて言ってしまえば"印刷されたものをページ順に並び替えること"です。
例えば、100ページの本を100部印刷するといった場合。
オンデマンド機ならばコピー機やパソコンプリンターの用に、1ページ目から100ページ目までを1枚ずつ印刷して、また次の1ページ目から―ということが出来ます。(これを印刷業界では"丁合いをとる"と言います。)
対してオフセット機はその印刷方式の性質上、1ページ目を100枚刷ってから2ページ目を100枚刷る、という方式しかとれません。そのためオフセット機で印刷されたものを書籍の形にするには丁合いという工程が必要になるのです。
ちなみに書籍には必ずといっていいほど記載してある「乱丁、落丁本はお取替えいたします~」の乱丁・落丁の"丁"は、この丁合いの"丁"のことです。