台風

2019 年 9 月 9 日 月曜日

今日は、時間通りに間に合ったのが、3人だけ、朝の朝礼は5人でした。

電車が来ないや駅に入れないという連絡がずっと続いて、もう来なくて

いいよと云う連絡をしたのが10時過ぎでした。昨日の夜は早くに休ん

だので4時ごろから起きていたのですが、風が凄かった。自然が猛威を

振るうと云うのは何か爽快ではありますが現実問題社会が廻らなくなる

のは問題。だけど何処か嬉しい。破壊衝動と云うのは何処かある。

7日、8日はこの辺りは祭りでした。子供神輿が出て、辻辻で振る舞い

酒が在って街全体が浮かれるんですね。そんな土曜の夕方、とんでもな

い場面に遭遇しました。うちの会社向こうに川越街道が走っていて通り

はとても激しい。中々信号変わらないです。中々信号が変わらない暑い

日差しのたそがれ時、それは起きたのです。私は会社の前の道を渡って

向こう側に行きました。すぐ100mばかりの向こうから青信号を目指

して車が3台ほど走って来るのが見えました。だから私は少し慌てまし

た。右に折れて川越街道を渡るための坂道に掛かろうとしていました。

坂道から急坂の勢いのまま自転車の子どもがそのまま道を横切りました。

ギリギリ10メートル、車の手前で渡り切りました。そしたらすぐ後ろ

から三十路の若いご婦人が子どもと同じようにノンストップで突っ込ん

でいくのでした。私は思わず「ウォー、ヤメロウ」と叫んでいました。

何で停まれと云えなかったのでしょう。車も自転車両方見える位置に

いました。それは見事な体当たりでした。どんぴしゃりで車の横っ腹。

人間はタフですね。何処か折ってたかも知れないけど、気丈でした。

先に渡った子供は、後ろ向きに私を見ていました。怯えたような怒った

ような目で見返して来た。遠い昔私もあんな目をしてたかな?

止まらなきゃいけない道なんです。車の往来が多い事はこの辺の子だっ

たら誰でも知っている。ひと月に一回ぐらいここの事故は、有ります。

カーブミラーは無いし、足元に大きく停まれと書いていないのも問題で

すが。坂道スゥ―と降りて行くと忘れちゃうのですね。都合よく考えち

ゃうのか自分だけは、大丈夫だと思うのか?人間は馬鹿ですね。まして

その先が少し登ってるんです。ご婦人は「あの子供が行けたんだから」

と云うんですよ。怖いですね。祭りと云うのは、魔も一緒に連れてくる。

奈良食べる通信 軟白ずいき

2019 年 9 月 6 日 金曜日

20世紀に入って94%の種が消えたと云います。21世紀になってからも

消えた種は多いと思います。子供のころに食べていた、えぐみや渋味、苦

みが微かに感じさせる野菜は随分減ったように思います。個性の強い野菜

が大好きだったけど、あの頃のくどさがある野菜には、トンと出会えなく

なってしまいました。人間もそうなんですけどね。種の多様性は私たち、

命の多様性を守り支えるモノ。今回の奈良食べる通信は、一度消えてしま

った地域の伝統野菜、軟白ずいきを復活させたものです。ずいきはアクが

強く手に汁が付くと痒くなるものです。大根やニンジンを擂るのは私の仕

事だったですが、山芋も強烈に痒かった思い出が在ります。あくの強い物

を食べていると性根も強くなると云います。消えた伝統野菜の復活です。


東北食べる通信 トマトの人

2019 年 9 月 4 日 水曜日

今回は宮城県美里町のトマトの人ブシャン・アケボノさん。曙関に似て

いますがインド人の女性です。農業で外国人と云ったら実習生の様です

が、12歳の時にインド料理のシェフのお父さんと移住して来られた人

です。お父さんと同じようにシェフになる夢を持っていたのですが、食

材に興味を持ち始めた事から農学校に行き、農業関係の大学に進学され

たそうです。卒業したての頃は色々な壁に阻まれ思うようにいかなかっ

たようです。それでも周りの人に助けられて道を切り開いて行かれたよ

うです。地方の農家の人と云うのは、外国に行っている人はとても多い

のです。まだ、父親が元気なうちに、海外青年協力隊だったり、研修だ

ったり、留学だったり、旅行だったり。実際に働き頭になってしまうと

中々土地を離れる事が出来なくなりますからね。だからインド人の若い

女性が農業やり始めても手助けする人は、意外と多いように思います。

将来の夢がここでの技術と経験をもとにインドで女性を中心にしたファ

ームを経営してノウハウをみんなに伝えたいという夢をお持ちだと云う

事。素晴らしい人です。

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