本日で最後 豊島園
2020 年 8 月 31 日 月曜日豊島園と云えば「エイプリルフール」の日の新聞広告でおなじみ。
行った事は無いです。1週間前に思い立って行こうかと思いまし
たが、もう予約制になっていたので諦めました。
豊島園と云えば「エイプリルフール」の日の新聞広告でおなじみ。
行った事は無いです。1週間前に思い立って行こうかと思いまし
たが、もう予約制になっていたので諦めました。
3.11の東日本大地震から9年、局面は新しい展開を迎えたと云う事。
福島の処理を自民党内の極右勢力の日本会議に任せる。東京オリンピック
の処まで漕ぎ着けようとした処で今回のコロナ騒動、こう云うのは新自由
主義者の頭では処理できない。新自由主義者の頭は、強い者が生き残るし、
弱い者は死んでいく。安倍ちゃんの頭の基本はこうだから、何をしたら良
いのか思いつかない。ストレスになりますわな。次は全体主義者です。
最初に読んだので一番面白かった。
シベリヤ鉄道で行ったのかと思っていたが殆んど飛行機でした。
犬と云っても子犬ですね。何にでも興味を示しているけど、泰淳に
日記に付けとけと云われているのでむしろ何でも頭突っ込んでいる。
これは、思い出の食卓など回想が多くて百合子さんの本質が出ている。
この辺からエッセーを書くための何でも体験が過剰に意識されていて
少し鼻じらむ。
ネタを必死で探している。でもそこに百合子さんの寂しさが滲んでいる。
幼いころに母親を失くして思春期に父親を亡くして必死になって弟たち
を育て上げ、ひょうきんでお茶目で蓮っ葉ではあるが一生懸命、自分を
鼓舞しておどけてる。可愛いおばちゃんやと思いました。
在日3世の韓国籍、神戸生まれ。ハッピーロード大山、荻窪、池袋、福岡、
同じような土地を歩いて来てる人と云うのは、読み始めてから気が付くの
ですが、性格や考え方もとても似ている。韓国名を名乗る以上この国の道
程は異聞風土記にならざるを得ない。観察者の様な性格と云うのは悲しき
必然であり、他に選びようのない防衛であるように思います。異端者と云
う烙印はそう云うモノです。懐かしき同胞と云う気持ちで手に取りました。
私の異聞風土記。8才から18歳まで住んだ兵庫県相生では、私は朝鮮人
と思われていました。引っ越ししてすぐにその様な処遇が始まりましたが
それはこの地域特有の排他性なのか?どの様な理由で叩かれるのか判らな
かった。ずっと友達も出来なかった。強くなる為に通い始めた柔道場では
他校の生徒と友達になります。しかし後から知ったのは皆在日の韓国人、
朝鮮人の子供達でした。高校の時に通っていた空手道場でも朝鮮高校に通
う悪童達が私の事を「兄やん、兄やん」と云うのです。それでも私は、自
分がどう思われているのか判りませんでした。心に蓋をしていたのでまと
もな理解力も無かった。何と無く判ったのは大人になってからですね。
事業に失敗して、長女(姉)を詰らぬ風邪で死なせても父はただ、ただ
落ちて行く道を進んでいた。母の着物を質屋に入れてしけた金を握って
宮島競艇に通い詰めていた。ある日入ったホルモン屋で昔の部隊の戦友と
会いまみえます。朝鮮の人でした。その人が相生の港の屋台の仕事を紹介
してくれます。商いをする権利でした。だから当然両方から朝鮮人と云う
お墨付きを頂く事になったのですね。ユン・ウンデさんも武術を嗜む。バ
ランスを常に気をつけながらしっかりモノを視る。その性格が良い仕事に
結びついていますね。異聞風土記にしてしまうのはその様な観察の立場で
す。これはとても面白かった1日で読んでしまいました。