高見順賞に幕

2020 年 8 月 26 日 水曜日

昨日の日経新聞に「高見順賞に幕」と云う記事が在りました。第一回

受賞者の吉増さんが運営に携わっているのですね。実は7月から高見

順日記をぽつぽつ読んでいます。アマゾンで買おうとしていたらやたら

高くて、肝心の4巻5巻が中々、買えませんでした。全巻揃いで安いと

思って買ったのが「続高見順日記」で日記の年月日が違って新しいもの

だったり、武田百合子さんをずっと読んでいたのでまあいいかと思いな

がらいたら8月になって朝日新聞が戦争の記憶と云うシリーズの連載が

始まって改めて本腰入れて探したのです。「日本の古本屋」と云うサイ

トを見つけて全巻揃いで7000円と在ったので早速買いました。

ちゃんとした古本屋さんと繋がっていて、7000円プラス消費税プラス

送料で買ったのですが京都の梁山泊の店主さんからメールが来て、「本

を棚から取り出してみたら思いのほか劣化が激しかったので2000円

値引きします。」と云う事でした。アマゾンは、私の事を馬鹿ユーザー

と思っているようで表示される金額がとても高い。サイトの中の動き見て

いたらすぐ判るのでしょうね?目標を見つけて、逡巡から商品選択、決定

迄がとても速い。良い客です。高くていい商品ばかりを見せてきます。

メルカリは、まだ完全に未成熟。危ない運営であり、悪賢い出品者が多い

気がします。福岡の業者からアンティークミシン台を買ったら、向こうか

ら断って来たくせにクレジットの請求明細にはシッカリ売買成立として請

求が来ている。メールも自動のモノしか返ってこない、連絡方法が無い。

「クレジット会社に問い合わせろ」と云う。酷い対応。

話を「高見順日記」に戻しましょう。今週届きました。で早速、8月15日

の日記から読み始めています。東京の市井の生の敗戦の姿を見るのは、中々

新鮮です。新聞が書くのは焦土と化した東京の焼野原ですが、実際は浅草の

飲み屋も銀座の飲み屋も営業しています。電車も動いています。顔が見える

ほどの低空飛行からの攻撃はシッカリ目標を定めて攻撃している。占領した

後に必要なところは、綺麗に残している。野っ原にテント張って占領統治を

する事なんて考えてもいない。力量が違う。戦争を記憶する事なんて出来や

しない。事実を記録することが正しい事なんだけど、唯一事実を記録してい

るのが「高見順日記」です。この本お世話になっている勁草書房さんのモノ

なのです。著作権は切れています。1945年に特化した「敗戦日記」は

青空文庫に入っています。全巻、先ず文字入力しようかなと考えています。

新漢字にして振り仮名付けて中高生に読みやすくして、青空文庫に上げるか

イニュニックで出版しようかなどと考えています。もう文字入力されている

方居られますか?

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