写真

2020 年 10 月 14 日 水曜日



街道の尾仲さんより案内状が届きました。次のヒントを見つけるために

写真の実験室。10月24日より11月1日まで。私もここひと月ほど

同じような事を考えていました。実は3月程前にカメラを買ったのです。

小川さんと同じルミックスのコンパクトカメラ。まだ何も撮っていない。

コカコーラの自販機を撮り続けておられる方で写真は拝見したことが在

りました。これに触発されてコンドームの自動販売機を全国探し回って

写真にしようかなと想像しました。しかしバリエーションが無いのです。

セックスへの入場券が愛では無くてコンドームと勘違いしていた中学生

の妄想の残影に囚われていても作品になる筈も無く。老齢に向う親父が。

写真家の山谷さんがまたまた、新しい事を始められていてその事は今は

書けないのですが写真を撮るという意味を考え続けておられる。

機械を使おうか?ドローンを夜飛ばしたり。定点観測の自動シャッター。

何が撮りたいか?何が撮れるのか?そもそも写っているのか?が皆目判

らない。どうやったら心は写るのでしょう?1枚の画で何かを現すと云う

発想そのもが限界になり始めていると云う事なのか?表現そのものは変わ

らないのに。カメラの数が人間の数を越えてしまった事が原因かも知れま

せん。単純に需要と供給のバランス?としたら撮る対象を・・・・・・。

十一月画廊 小川節男展

2020 年 10 月 12 日 月曜日


土曜日は台風の影響で雨が一日中振り続けていましたが、画廊の

個展は大盛況でした。いつ覗いても沢山の方々が熱心に見入って

居られました。唯プリントは2枚売れていただけ。写真集もボチ

ボチ。今日から1週間、土曜日まで、どうぞ小川さんの偉業をそ

の眼に焼き付けてお帰り下さい。写真集は「イニュブック」でも

販売しております。根本敬画伯もおいで下さりました。

The Painted Bird

2020 年 10 月 10 日 土曜日

35mmのモノクロフィルムで撮られています。映像が圧倒的に美しい。

外れのカットは無いです。計算されつくした美しさ。その美しい世界から

生きている意味を問われます。何も情報を入れないで黙って3時間座って

考え続けるべき映画です。我々は何者であるのか?

ずっと暴力にさらされ続けると生きて行くのが厭になる。彼は強靭です。

私は、身体が弱くて小さかったので結構きつかった。いつも下向いて不

機嫌な顔をしている私にある日、おばあちゃんが「この世の中を嫌いで

生きて行く事は出来ないぞ、好きになって見ろ」と云いました。それで

私は、善や慈悲や美しさに目を向ける様になりました。

全日本サッカー

2020 年 10 月 10 日 土曜日

昨日のサッカーは観るべきものの無い詰らないサッカーだったようですね。

これはだいぶ前から同じような指摘がされています。高校サッカーはチー

ムで競技をしている。所属チームでは厳しい監督のもとで行うべき役割を

ちゃんと果たしている。しかし全日本となるとそれが出来ない。皆てんで

バラバラに自分のサッカーをしているから。役割を果たす事より常に自分

のパフォーマンスを考えているから。気になるのはスポンサーでしかない。

ある意味では日本社会その物の価値感ですね。日本らしいと云えば日本ら

しい。全体主義より良いけど、団体競技では勝てないね。つまり期待して

はいけないと云う事。

誕生日の休日

2020 年 10 月 8 日 木曜日

イニュニックではバースデイ有給が在ってそれぞれ、思い思いに

その日一日は全ての役割から解放されて、「自由に遊ぶ日」にし

ています。社長業と云うのは365日ずっと仕事です。でもこの

日だけは、私も好きな事をします。誕生日の10月10日は、小

川さんの展示絡みのイヴェントが在るので昨日をバースデー有給

にしました。基本的には社長には有給は在りません。

朝早くに家を出て午前中は免許の更新に行きました。昼前に終わ

って一応銀座まで出ました。白石さんの奥野ビルでの写真展に顔

を出すのは決めていたので。途中に中華そば屋の「共楽」が在っ

て美味しそうだったのでついふらふらと寄ってしまったのです。

電車の中では、銀座に着いたら洋食にしようかなお寿司にしよう

かなと迷っていたのに、この始末です。去年もラーメン食べている。

でも美味しかった。次に白石さんの個展に行きました。

白い壁に白い額の中に北海道の鹿たちが。良い展示でした。お客さん

一杯来て居ました。それで十一月画廊にも寄らねばと参じましたら

少し寂しい。

写真集が少し売れているだけ。金井さんに今日は一日遊んでいるので

すよ。ラーメン食べて来たと云ったら、「銀座へ遊びに来てラーメン

と云うのは慎ましいのね」と云われました。遊ぶために万札を握りし

めてはいるのです。ここにしようかと迷いはするのです。しかし入れ

ない。ご馳走を一人で食べる様なさもしい人間には成るなと云う枷が

この年になっても効いている。ラーメンが好きだったら、銀座で一番

美味しいラーメン屋さんが在るわよと云うでは在りませんか。十一月

画廊から少し先にある「はしご」ここのだんだん麺が最高といいます。

それでまたまた、愚かな選択をしてしまうのです。2時間半しか経っ

ていないのに食べちゃうのですね。美味しかったから食べれてしまう

のですがこれでお腹パンパンになって1年に一回の子供の日は終わっ

たのでした。ハッキリ言って子供です。はしごで900円と云う餃子

を2人前お土産にしました。1人前5個しか入っていない。店の人は

全員中国から来たばかりの感じ。この餃子が最高でした。我々にはお

かずですが彼らにとっては主食なのでラーメンより高い。

上へ