コマーシャルフォト2月号 秋谷さん

2018 年 1 月 15 日 月曜日

去年、イニュニックで制作した秋谷弘太郎さんの「Let the Boogie Roll」が

コマーシャルフォト2月号に紹介されました。どちらかと云うと印刷と製本に

特化した企画ページの様です。ハッセルブラッドのデジタルで写した高精

細の画質をモノクロで。高精細と云うとFMなどを使ったりしますが、網が

細かすぎて潰れてしまいます。潰れないように刷ると濃度は浅くなります。

モノクロを黒をしっかり出しながら奥行きのある画像にするには、UVが

ぴったりです。インキの濃い黒と云うと女神のスーパーブラック、東京インキ

のスリーエイト、トーカのサタンブラック等ありますが、イニュニックでは普通

のインキで盛り盛りに刷ります。どんなインキも敵わないぐらい濃いです。

深いです。データは175線で少し明るめに作ります。これをインキしっかり

盛ると深くて濃い写真になります。

 

 

 

 

 

八丈島 ふるさと村 全焼

2018 年 1 月 10 日 水曜日

1月8日午後8時45分ごろ、八丈島観光施設「ふるさと村」が全焼したそう

です。ここには、12月31日に訪れたばかりです。南海タイムスの苅田さんの

案内でした。先ほどメールしたら、ちょうど記事書いていたところでした。

玉垣石は溶岩のまだ熱くて柔らかい時に荒い波で転がり続けたから。

最初どれだけ波が荒いのだろうと思っていましたが、島の成り立ちを

知るとなるほどと考えさせられました。

梅雨時の湿度は100%超えるそうです。常に霧の中に居る様な感じ。

縄文から続く高床式です。

ここは母屋。ここは少し近代的な造りになっています。囲炉裏は夏でも

欠かせません。湿度を取るのは炭をくべるしかないそうです。ここは、

無人で鍵も掛かっていないのでここで何かやったのかもしれません。

入り口付近にある厠。ご馳走と糞尿が同じ価値があるというのが

サステナビリティな感じで良いですね。

近くの神社で初詣。とんど焼きのような跡がもうすでにありました。

とても残念です。島の生活などがとてもよく判る施設でした。

 

元服

2018 年 1 月 9 日 火曜日

去年の暮れに中学2年生の4人が学校の課外授業の一環で

イニュニックを訪問してくれました。仕事と社長業と未来の起業に

ついて。まあ普通の質問形式にそれぞれ答えました。

印刷業の未来、AIによる産業構造の変化、爆発的な人口増加と

労働のロボット化。グローバリズムが推進する世界のフラット化。

今の14歳は普通にそのような話題を勉強しているみたいで殆んど

理解してくれました。そして大きな秘密、私だけなのか皆もそうなのか

判りませんが、ぼくの心と頭と夢みたいなものは、14歳のまま殆んど

変わっていないという事。「多分あなたたちも今のこころのままに一生

生きて行くんだと思いますよ。」少し吃驚していました。

私の元服は12歳でした。酒もたばこも親公認になったし、日常的に

叩かれていた暴力もぴたりと止みました。だから、18歳だとか20歳だとか

成人式と云うのはほとんど興味が無い話でした。しかし、無責任、自分勝手

と云う言動や行動は烈火のごとく怒られました。昨日の新聞で成人式の日の

前日にもう成人式をやっているのを見てどんどん崩れていくんだなと思いました。

成人式の日は旧友と遅くまで酒を飲んだりしたいので前倒しして皆で祝う。

まあ、15日から月曜日に動いているんだからもう少し都合よく動いても別に

問題はありません。なんといってもうちの法律では、12歳になっているわけ

ですから。大人になるというのは人が決めてなれるわけではありません。

「今日から僕は大人になる」と決めたらその日からあなたは大人です。しかし

偉そうなことを云っても昨日かみさんに「ばっかじゃないの、いつまでたっても

成長しないのね」と云われるような大人の私です。

八丈島

2018 年 1 月 8 日 月曜日

八丈島の地熱発電館によると八丈富士は出来たのが

1万年前でまだ出来立てのほやほやの活火山。

流人の島のイメージがありますが、縄文の時代から

色んな国の人々が住み着いていたそうで、大岡越前や

鬼平犯科帳でよく言われていた島帰り、八丈島遠島申しつけ

などは、江戸期後期の話で基本的に政治犯、朝敵が送られた

島のようです。島には五つの集落があり、八丈送りになった

罪人はそれぞれの島に預けられ、村人として普通に仕事を宛が

われて普通に生活したようです。学識のある政治犯はいろんな

知識を島にもたらす稀人として尊敬を集めますが、さほどの

学識のない罪人はどんどん地位は下がっていき、下働きに落ちて

行きます。昔から旅人がメディアでした。新しい生きる知恵は

閉ざされた空間に新たな生命力をもたらす。島を出ていく人が

いる一方で入ってくる人も多い。特産品は「ロべ」一枚30円

から60円。ヤシの葉の少し短いもので花束の飾りつけに使い

ます。国内シェア90%。年寄りの小遣い稼ぎのようなものに

なっているそうですが、10万から20万稼ぐ人もいるようで

総じて老人は裕福だということです。何といってもここは東京都、

他の県に比べると圧倒的に予算があります。亜熱帯気候と言いな

がら風がよく吹くので夏は割と涼しいし、冬も風のせいで東京と

変わりません。温泉と魚と風が美味しいかな。全島一周が山手線と

同じぐらいなのですが高低差がすごいので、一周するのは簡単では

ありません。フェリー2等客室で8千円と少し。観光地としての

必死感がない緩さが気持ちいい。観光客はほとんど日本人しか

いないので、今が最後の日本の秘境といえるかも知れません。

 

八丈島

2018 年 1 月 6 日 土曜日

暮れに私の自転車を買いに行ったついでにかみさんの自転車も

買ってしまいました。たまたま、ヴィンテージの赤いチネリ、

トップチューブ50センチが在った訳です。身長ぴったり。

フェリーで八丈島に輪行で行くことにしました。ネット印刷で

古いお付き合いの南海タイムスさんにもご挨拶に伺わなければ

なりません。(昨日の写真が会社訪問)大晦日の慌しい午後

八丈島を案内していただきました。八丈富士、地熱発電、玉垣、

ホエールウオッチング、清水さん宅訪問。

冬になると北にいるクジラは南下して小笠原諸島で子育てします。

それがここ3年、八丈島に来て子育てするようになりました。

陸上からクジラを探すコツ。潜っていたクジラは浮き上がって

来て潮を吹きます。潮を吹くと海上に白い低い雲ができます。

その後黒い尾びれが静かに浪を掻きます。今回群落を見つけて

一杯のクジラを見ることができました。ホエールウォッチング

では、ドローンも活躍している様で地上の高いところからドローン

で探して海上の船に知らせるそうです。三宅島のカラスが船に乗って

やってきて住み着いてしまった。北海道の傷ついた大鷲がやはり船に

乗ってやって来て傷を治してあげて放したら、島にいたアホウドリ

全部食べてしまったなど。新聞社ならではのいろんな情報を沢山

教えていただきました。八丈島は風の島。強い風が島を動かして

人間も動かす。自転車漕ぎながら後ろに横に風に吹かれながら、

「アー、風がいいな」なんて考えていたら、かみさん横風で転んで

顔面制動、一瞬にして気分は暗転したのでした。

 

 

 

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