アメリカの若者が怒っている、そこらじゅうに溢れ返っている
鉄砲について。アメリカは鉄砲によって国を作ってきたので
鉄砲失くすと国のアイデンティーそのものが崩れ去ってしまう
のかもしれません。だけど人間関係の中に人を殺せる武器が
さりげなく置かれていること自体が人間関係を破たんさせる
ものです。暴力が介在する人間関係なんかあり得ない。
人と人との間にあるのは、友愛であり助け合いであり共存、
その関係が持てる者こそが人間と呼ばれるのです。
この前見た「スリービルボード」のラストシーンの少し前、ショットガンが
ライトバンの後ろのスペースの真ん中にそっと、象徴的に置かれ
たのでした。しっかり意味を持って置かれたシーンでした。
鉄砲造りたい派と鉄砲失くしたい派の双方にとってとても素敵な案が
あります。すべての鉄砲にマイクロチップを埋め込むのです。または、
GPSを取り付ける。マイクロチップの方が簡単でしょう。ある国では
人間の手にマイクロチップ埋め込んでお財布にしたり、税金払ったり
年金貰ったり、免許証にしたりと何でもスーパーコンピューターに接続
して便利なユートピアを計画しているそうです。単純に鉄砲から「ガン
ガン電波」を発信させれば良いだけなので簡単です。ガンガン電波は
何で受信するかと云うと勿論スマホ、携帯です。100メートル以内に
鉄砲が近づくと「ガンガン信号」がなります。当然、2億丁以上ある
アメリカではガンガン信号は鳴りっぱなしです。すると外で持ち歩けなく
なる。ライフル銃業界が反対したら小学生に売ってもいいよと云えば
彼らは強欲なので賛成します。それでも反対したら、スマホの方での案が
あります。鉄砲は人殺しの道具なのでそれを持つという事はそれなりに
身体変化があります。ましてそれを撃とうと考える人間は相当な量の
アドレナリンを放出します。何もしていないのに犬に異常に吼えられる
人がいます。何かのストレスを抱えていてアドレナリンを出しているから
です。だから犬は泥棒の事がすぐ解る訳です。とても気が弱い犬もい
ますが。でこちらは、勿論キャンキャン信号です。アドレナリンを感知
したらさりげなくキャンキャンと鳴ります。人殺しでは無いかもしれません
がトラブルは避けれます。こちらは刃物でも有効ですね。フェロモンの
感知器も便利です。ズバリその人を口説けばいい訳です。ここら辺り
まで書いてしまって、「お前は真面目なのか、ふざけているのかどっち
なんだ!」とお叱りがございましょう。でもね誰でも判る単純な話なん
です。生活の中に人殺しの道具を放置していること自体が狂気です。
肉や魚を食う人は刃物を必要としますが、東南アジアの菜食の人達は
刃物さえ持たないですから。