映画 デカローグ

2021 年 4 月 13 日 火曜日

土日でデカローグ5本(2.3.4.5.6)観ました。ポーランド

のキェシロフスキ監督。「トリコロール三部作」「ふたりのベロニカ」

などで知られる名匠だそうですが、私は初めて知る監督です。

それぞれ1時間づつ位。ポーランドのテレビドラマとして創られた物。

名作の呼び声高い作品だけあって、本も映像も考え抜かれた仕上がり

です。2番目の「ある選択に関する物語」で「オォー、すげぇー」と

ほんとにおーすげえーです、「異端の鳥」も「サタン・タンゴ」も遥

かに超えるレベルだぞと思っていたけど、3番の「あるクリスマスイ

ブに関する物語」4番めの「ある父と娘に関する物語」で脚本いじり

過ぎな感じがしてきて土曜日は終わった。さて期待した5番、6番の

日曜日は、流石に映画賞を獲っただけあって二つとも名作でした。映

画と云うのは基本的に映した画だけで全てが表現できていなければい

けないと云うのは映画のお約束なんですが、視野が狭まっている耳が

遠い画面のスピードについて行けていない老体の身からは受け取りき

れていない情報が多すぎて、正しく感想を云える立場では無くなり始

めていますね。6番の「ある愛に関する物語」は、本に違和感がある。

ロシアもポーランドも寒いせいか屋内の楽しみがどうしても男女の事

に偏る傾向があるのか、社会主義が性の自由化を薦めるのか不倫の話

がとても多い。テレビドラマと云う制約なのかも知れない。

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