尾仲浩二展 Faraway Boat

2020 年 9 月 29 日 火曜日

会場:POETIC SCAPE 東京都目黒区中目黒4-4-10 1F

会期:2020年9月30日~11月7日|休廊:日曜~火曜

時間:水~金|13:00~19:00(予約不要)
   土 曜|11:00~19:00(要予約)
   POETIC SCAPE 予約サイト    
(https://poetic-scape.us11.list-manage.com/track/click?u=ba197547c82457756a3d3ec8e&id=dd83460e7b&e=ae4cb617b0)

2020年9月30日より11月7日まで、POETIC SCAPEでは二度目となる

尾仲浩二の個展『Faraway Boat』を開催致します。slow boat』

(2003)、『twin boat』(2013)、そして今作の『Faraway Boat』

と、尾仲は80年代から90年代末に撮影したモノクローム作品をまと

めた写真集に「boat」という言葉を用いています。時間の経過と

ともに人間の記憶は薄れていきます。そして一般的に写真は、この

失われていく記憶を留めおくために撮るものとも言えます。しかし

尾仲にとっての写真は、この忘却のプロセスに抗うためのものでは

ないようです。「古い写真と言ってしまえばそれまでだが、僕には

なんとなく分かっていた。いつどこで撮ったのかはそれほど大切な

ことではないし、なぜ撮ったかなどどうでもいいことなのだ」

(『Faraway Boat』あとがきより)

岸に立ち見つめる船影が、水平線のかなたにゆっくりと消えていく

ように、撮影から20年以上の時を経て、撮影時の様々な記録や気持

ちが遠のき、最後に写真だけが残る。尾仲は自分が撮った写真が、

自分から離れていくこの瞬間を、ずっと待っていたのかもしれま

せん。「時の流れの中を漂う船、それが写真だと思う」-尾仲浩二-

<関連オンラインイベント>

◉トークセッション
・尾仲浩二×天野太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野主席学芸員)

(YOUTUBE POETIC SCAPEチャンネルにて公開予定。公開スケジュ

ールなど

詳細はPOETIC SCAPEのSNS等でお知らせいたします)

Koji Onaka exhibition|Faraway Boat

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