確認に箔押し屋さんまで
2017 年 8 月 29 日 火曜日著者の方と箔押し屋さんに仕上がりチェックに行きました。
ガンダレ表紙で紙は、羊毛紙190Kg。シンプルにタイトルと著者名のみ
墨で小さく、印刷。他に2色、3色、カラー印刷等の案が有りました。
しかし、この羊毛紙はインキの乗りが凄く悪い紙です。印刷するより、箔押し
やデボス、エンボスが良いのでは、ないでしょうかと提案。染織家の方の本
なので羊毛紙の質感は生かしたいところ、ココは、デボスで決定。手書き風の
細い線を表から裏まで縦に入れるデボス案。それで、ほとんど決定だったの
です。でも、私の想像では、少しさみしいな、もう少し華が欲しいなとも思った
のでした。打ち合わせの時に出ていたクリア箔、でも著者の方は派手にしたく
ないと仰っていたのです。それで、箔屋さんに確認に行きましょう、と提案し
ました。デボスは最大の力を加えてしっかり凹ませました。本の形に折って
みるとシンプルでいい感じ。でも試しにクリア箔も押してもらいました。
クリア箔は透明なビニールテープのような箔です。凹んだところに少し輝きが
入ります。本の形にしたら、良い感じ、華やぎました。著者の方もデザイナーの
かたも大満足。デザインはさじ加減。行き過ぎても下品ですが、一点花も必要
です。ここが現場に足を運ぶことの大切さ。特にデボスは実際を見てみないと
判りません。皆さんの喜びようが嬉しくて書いてしまいました。
来月、日本橋高島屋で13日から19日まで、「麻田光子×荒木節子」
染織二人展開催です。