「俺のアラスカ」伊藤精一

2020 年 5 月 27 日

バカウヨを洗脳するのがサンケイ、読売。クチサヨを洗脳するのが朝日、

毎日。みんな和気藹々で大本営を麻雀しながらお聞きする訳なんですね。

(株)泉放送制作と云うテレビ制作会社が在るけれど朝、昼、夕方の各

局のワイドショウは全てこの会社が赤坂で作っています。感染症の岡田

某女子は、此処に棲みついて、朝から晩まで同じことを言い続けている

訳です。家にいて、テレビも新聞も厭になると、本を読むか格闘技を見

ているかしかないのですが、本もどちらかと云うと波乱万丈の冒険譚に

近い物が面白い。伊藤さんは、アラスカの伝説のトラップハンター。

所謂罠猟師です。しかしライフルの腕も凄くて3・400メートルを中てる

と云います。アラスカ物は結構読んでいます。ジョンクラカワー「into

the wild」植村直己のマッキンリー、そして勿論星野道夫さん。カヌー

の野田祐介さん。いろんな話が出てくる。星野さんがロシアのカムチャ

ッカで死んだと云うのは知らなかった。獰猛な大自然の中でただ単純に

何かの命を奪いながらシンプルに生きると云うのは、私自身出来はしな

いけど憧れます。我欲と云う本性を善行のふりをして誤魔化すように生

きるんだったら身一つで自然と対峙している方が数段、上等です。

本性が現われる事態と云うのは、中々興味深い。言葉、言葉、言葉。

キリマル

2020 年 5 月 26 日

50年「キリンラーメン」の名で、販売されていた、愛知県碧南市、小笠原

製粉のインスタントラーメン、名前を変えて「キリマル」で売られていたの

で早速買ってみました。一つ200円。中々美味しいです。キリンビールと

商標権争いで負けて名前を「キリマル」に変えたようです。このような話に

なると「キリンの野郎!」と手がグウになる我が性分、困ったもんですが、

食わない訳には行きません。これは保存食に使えますね。国産小麦や大豆を

使っています。今回のコロナ禍の致死率。まぁ、感染率が大切なんだったら

感染率でも良いのですが、死ぬ人の特徴を見ていると、米文化と小麦文化に

分ける事が出来るのではないかと思ったりしています。殆んど老人と病人な

んですが、主食の違いが大きい感じもします。小麦文化圏で結構死者が出て

いる、日本は小麦食が国策で推進されているのですが、三度の食事の割合は

圧倒的に米が多いような気がします。中国は南方で米がとれますが、小麦

ですね。麺と餃子です。イタリアはパスタ。イギリスはパン。ドイツはジャ

ガイモとキャベツなので少し少ない。アメリカは、貧困層は炭水化物オンリ

ーな感じです。小麦は1万年前から食べ始められましたがここ100年ぐらいで

大きく品種改良されて増産できるようになりました。しかし無理やりな改良

のせいでグルテンと云う有害な物質が増えてしまいました。パンやラーメン

食べて調子が悪くなると云う人は多くいます。ジョコビッチや欧米のセレブ

は、玄米食べています。グルテンフリーと云います。私もパンは1月に一回

ぐらい、パスタは1年に一回ぐらいになってしまいました。お腹の中の状態

を悪くする。お腹の中の状態を悪くすると云うのは免疫力を下げる事につな

がります。免疫力をあげてコロナに勝つしか方法が無いと思います。何年も

家に閉じ籠り続ける訳には行かない。

小笠原製粉のすぐ近くに「小笠原味醂」があります。ここの味醂は、空前絶

後の美味しさです。小笠原と云う名前は、長野の松本当たりの出では無いか

とちょっと気になって、応援したいのです。

森山大道さんの手紙

2020 年 5 月 22 日

森山先生へ小川節男さん写真集、16年前に出した「混沌を往く」と今回

印刷した「明日なき我が身」を献本させて頂きました。43年前森山先生

の写真を見て惹かれ、写真家として生きる覚悟を決め、ただ一筋に先生を

師匠と決めて、歩いて来たと云う小川さんの言葉に触発されて、だとした

ら最後にその先生に43年間の道程を見て貰わなければと、勝手にお送り

した事でした。手紙のあて名は私になっていますが、これは小川さんへの

手紙です。素晴らしい賛辞が認めてありました。早速小川さんにお送りし

ます。森山さんの礼節がかっこ良すぎて私信ではありますが、此処に掲載

させて頂きました。

アマゾンの注文

2020 年 5 月 21 日

アマゾンでの販売は5月23日です。それを前にして300冊ぐらいを

倉庫に納入するようにと云う指示が来ました。何を根拠にそんなに沢山

寄越せと云うのか判りません。アマゾンで売れると38%取られるので、

イニュニックとしたらうちから買ってもらった方が良いですよね。

絶賛発売中です。送料無料です。¥1,980-宜しくお願いします。

写真集「骨の髄」

2020 年 5 月 21 日

うちで刷った本では無いですが面白そうな感じだったので買いました。

甲斐啓二郎さん、「骨の髄」新宿書房。甲斐さんは、4年前に写真集の

見積もりをしましたがそれっきりでした。

「骨の髄」は世界の格闘的な祝祭を5つ写しています。イングランド

「シュローヴ・チューズデイ」ラクビーの原型と云われる祭り。町を

流れる川の右対左で別れて2キロのボールを奪い合う、最低限のルー

ルが、教会に入らない、人を殺さない。何百人と云う男たちが町全体

をフィールドにゲームと云う祭りを行います。秋田県美郷「竹打ち」

酒蔵の若い衆がヘルメットかぶって防護服来て長い竹ざおでたたき合

う。ボリビアマチャ「チャランガ」各集落の男たちが力を競い合うけ

んか祭り。軍人が輪になって群衆を遠ざけた円の中で1対1の男が素

手で殴り合う祭り。時々なぐり殺してしまう。

野沢温泉村「道祖神祭り 火付け」毎年1月15日の夜に行われます。

これは、実際に観ました。3メートルぐらいの近くまで行きました。

写真集では1センチぐらいの太さの麻の幹の束を松明にしてなぐり合う

と云っていましたが、2・3センチぐらいの松の木の束で殴っている

人達一杯いました。樽酒から浴びる様に酒飲んで犬も逃げ出すほどアド

レナリン撒き散らして。今から何か殺し合いみたいなことが始まると

本気で思ってましたが、結構近い物でした。5メートルの櫓を2日か

けて建て、櫓の上に40代の厄年が陣取り、櫓の周りを25歳の厄年

男達が守る。それを村の男たちが松明に火をつけて向かっていき櫓を

燃やそうとする。その火を叩き消そうとするのですが、結局お互いを

棒で殴り合うと云う事になります。どのタイミングで火が燃え始めた

のかはっきりしなかったのですが、いつの間にか上の厄年男たちは降

りていて守る若衆も離れてしまい、櫓は炎をあげて燃え盛るのです。

ジョージア「Lelo」こちらもラクビーの原型です。こちらも教

会に入らない、人を殺さない、町全体がフィールド。唯ボールは、

16キロあります。現状、コロナ禍の中から見ると真逆の世界です。

肉体的な暴力と精神的な暴力。肉体的な方にはカタルシスが在るけど、

コロナの様な暴力にはそれは無い。陰湿ないじめの様なモノ。だから

自粛警察なるものが出て来ます。何処までも落ちて行く奈落です。

新しい生き方とは何だろう。暴力を知らない無菌の状態で育ったか

ら、そんなこと言うの?私たちは、言葉と視野だけで世界を作って

いる訳ではありません。フェロモンもセロトニンもドーパミンもア

ドレナリンもコミュニケーションのルーツとして利用されている。

特に男女間の関係では重要です。ハグや握手やキスやハイタッチで

通じるモノの方が遥かに多い。1対1の殴り合いの喧嘩は男同士の

セックスだと云うのが私の持論なんですが、非接触性の社会生活な

んて基本的にありえない。テレビでやる事無いんだったら、去年の

ラグビーワールドカップの再放送やればいいのだけど、コロナで閉

じ込めている民衆がどの様に反応するか、怖いから間違ってもやら

ないのよね。

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