塩飽水夫
2013 年 8 月 7 日今度の帰省では塩飽諸島に行ってみようかと考えております。
塩飽諸島とは岡山と香川に挟まれて瀬戸内に点在する島々。
瀬戸大橋が橋脚を伸ばしていく島々でもあります。
戦国時代は塩飽水軍として名を馳せ、倭寇で活躍したという
言い伝えもあります。屋島の戦い、足利尊氏の戦いなど等。
織田、豊臣、徳川に仕え江戸時代には御用船形として重用され
西回り航路を一手に担う働きもしたそうです。幕末の米国に渡った
咸臨丸の水夫は50名中35人が塩飽水夫。人名による自治も
行われたのですが、大阪の廻船問屋に航行権を奪われたり、
島民同士の諍いなどで衰退して行き、それでも船大工の技術を
生かした家大工、宮大工と瀬戸内沿岸の方々で塩飽大工として
活躍もしたそうです。境のない水の上を自由に行き来した海の男
たちの歴史を見てこようと思っています。
広島の男たちもやはり自由に勇敢に世界に飛び出して行く人々でした。
広島県の人たちはあらゆるところに移り住んでいる。ハワイ、ブラジル、
アメリカ、ペルー、ベネズエラ。塩飽水夫と同じように船大工の技術を
持ち進取の精神を発揮して新天地に向かう自信を持っている。
だからこそ、海軍の要所がここ広島や呉に集結したのだと思います。
東京に出てきて広島の友達が出来ました。広島の友人たちの集まりにも
混ぜてもらうようになりました。広島の人たちは、結束力は強い。常に
仲間に対する気遣いを優先します。私なんかは仲間に入れてもらった方
だから、気兼ねなく大バカな冗談も言ったり言われたり、屈託が無かった
のですが、一方、仲間以外の者に対するバリアは強いものがありました。
その当時は、なぜ広島やくざがあがーに激しいのか、喜怒哀楽の落差が
大きいのか理解が出来ませんでしたが、今ではなんとなく理解できます。
あんなに激しい地獄を見て、周りから差別されりゃー致し方ないでしょう。
今年は塩飽と広島と祝島に行く予定です。
立候補
2013 年 7 月 29 日ロールスロイスのボンネットの先端に格納されていた
「スピリット オブ エクスタシー」 ボンネットマスコットが
オープニングと同時に現れます。
車の内部は薄暗くどのような素性であるのか明かされないまま、
車の中のテレビモニターはボーズ頭の男の選挙の政見放送を
流します。「諸君。諸君がありがたがっている選挙などまったく
持って無意味である!」「選挙などをしても全く、意味がない!」
ここらあたりでガッツリこの映画に首根っこ引っ掴まれます。
あまり内容書きたくないです。大笑いします。一人でみんなと
対峙する姿に狂気さえ感じさせます。そしてそれは涙に代わる。
どんな意味不明でも私たちは、受け入れなければならない。
ぜひ、その絢爛たるカオスの海へ、どうぞ。どうぞ。
日本人の戦争
2013 年 7 月 25 日北区在住のドナルド・キーンさんの本。
戦前大政翼賛を声高に叫んだ作家もいましたし、
おかしくなって行く時局を懸念しながら、小さなつぶやきを
残した作家もいます。戦後の手のひら返しを指弾し続けながら
日本人の精神なるものを擁護しようとし続ける作家もいます。
とてもバランスよく、戦中から戦後の偽らざる日本人の心情が
描かれています。さりげなくドイツの事も書かれています。
ドイツでは、ポツダム宣言を受諾してから約2500人の民間人が
自殺しています。理由は書かれていないけど、ホロコーストのことを
いきなり知らされて、あまりの恐ろしさに自分自身を消し去り
たいと思ったのでしょう。
今日の東京新聞に残り105人のナチスの戦争犯罪者を探すビラを
貼りだしたという記事が載っていました。まだ、ドイツでは終わって
いません。今、世界の金融を支配しているのはユダヤの人々です。
そして、人権に対して世界中で一番神経質なのはユダヤの人々
なのです。人権を大切にしない国が経済で連携してもらえるはずは
ありません。徹底的に搾取されるでしょう。もっとも金融の世界で温情
などあり得ない話かも知れませんが・・・・。
経済を潤すためには、絶対、グーではなくパーでなくてはいけないと
思います。
靜
2013 年 7 月 23 日静かな昨日今日。
これからどうなるのでしょう。上手く考えが纏まりません。
昨日は、「土用丑の日」 鰻の話題が新聞を賑わせていて
鰻に代わるウの付く食べ物を考えていたのですが、あまり思い
付かないものですから、広辞苑のウ行のところを一つ一つ
読んでいたのです。これは一つの逃避行動ですね。でも一応
拾い上げたので、書いてみますね。うの付く食べ物。
うぐい 牛肉 梅干し 瓜 饂飩 卯の花 ウイロウ うおすき
烏骨鶏 ウグイス 馬肉 兎 うお肉 鵜 ウエハース ウインナー
牛蛙 蛆 うずら うまかぼー 団扇エビ ウツボ ウデタマゴ ウド
雲丹 ウミガメ。 このほかにウォンパッドや牛若丸などなど。
牛若丸の地獄焼きなど想像し始めると飽きることがありません。
うが付いた方が良いのか、精が付いた方が良いのか。
うし肉やうま肉などは、うも精も付くけど、ウエハースの様な
おしゃれな感じは無いですね。まっ、どうでもいいことだけど。
USBから充電するタイプの自転車のライト。これは便利です。
小さくて軽い。電池式の物は壊したり落としたりかれこれ
10個ぐらい買い換えてきたけど、一応今はこれに収まっています。
取り付けゴムベルトと本体が細い部品で繋がっていてとても
取れやすいのが難点。裏の白くなっているところは、アロンアルファで
強引に固めているものです。薦めているのか、やめた方が良いと
云っているのか良く判らない紹介ですが、長所もあれば短所もある。
「起きたことはすべて良いことである」これは機会あるごとに言われ続けた
我が家の云い倣い。どんなひどいことがあっても、ただ事実を受け入れる
のでは無く、積極的に良いこととして受け入れる。
否定しても何も生まない。地獄の窯が開いたわけではありません。
第2ラウンドのゴングが静かになったのだと思います。