奈良食べる通信8月号無花果とバジル
2017 年 8 月 23 日今回は副編集長の源口葉月さんの記事です。23歳で1億3000万円の
借金を抱えて新しく始めた新農業。失敗、苦闘、挫折、再生の波乱万丈。
その一つ一つに副編集長、しっかりフォーカス当てながら良い記事になって
います。特集の百姓、漁師がどんなに素敵でもやはり書き手です。
奈良食べる通信に新しいライターの誕生です。
今回は副編集長の源口葉月さんの記事です。23歳で1億3000万円の
借金を抱えて新しく始めた新農業。失敗、苦闘、挫折、再生の波乱万丈。
その一つ一つに副編集長、しっかりフォーカス当てながら良い記事になって
います。特集の百姓、漁師がどんなに素敵でもやはり書き手です。
奈良食べる通信に新しいライターの誕生です。
中国で出したものです。印刷製本はシュタイデル。
まだ夜も明けぬ丑三つ時。一枚ずつじっくり見ました。
観終ったあとの感想は圧倒的な寂しさ。ロバートフランクが持っている資質、
でもやはりアメリカが持っている堪らない弱さと寂しさ。それがアメリカ人なん
でしょう。日本人が羨ましいのでしょう?僕は基本的にこういう、儚くてさびしい
のが好きです。27000枚のコンタクトシートから写真選んで、1年かけて順番
決めたそうです。これは、真夜中に何回か見続ける事になる写真集です。
4日も経ってしまうと酔っぱらっていたし、何喋ったか忘れています。
趣旨だけ。コンピュータとウエブでどうにもこうにも足腰立たないぐらい、
打ちのめされた印刷業界。20年たちました。ただ手をこまねいて時代の
流れを、便利な商品をサービスの変遷を見るだけでした。グローバリズム
とデジタルサービスが強力にそれらを推し進めてきました。その流れの
中で労働や経済から取り残されてしまう人たちが出てきました。生存の
枠組みからこぼれてしまう人々です。夢の様な世界を見せられてきたけど、
あらゆるところで忘れられているのはナショナルな身体です。それが、
2年位い前から、ナショナリズムが台頭し始めました。グローバリズムの
対抗勢力として。と同時にアナログな世界もデジタルネイティブの人たち
から沸き起こってきました。電子書籍は衰退しはじめています。漫画は別
ですけど。アナログレコードの復活。カセットテープの復活。紙の本の復活。
これらは、単純に大きな流れの中からの逆流としての反動では無く、意識
的にこれこれのこう云う物だったらやはりこっちが良いという、確信的な選択
だとして。印刷物と云うのは言語と地域が限定されるのでとてもナショ
ナルなメディアです。ここ二・三年のオンデマンド業界はハイエンドの大判
デジタル高速印刷機に衝き進んできましたが、そこは行き止まり。需要は
無いです。高速オンデマンドの請求書対応の仕事もペーパーレス化する
のは時間の問題。いくら画像を綺麗にして行ってもオフセットには敵いません。
オンデマンド業界が唯一、生き残りをかけてサービスを維持できるのが、
町の印刷屋さんに適した機械の開発ではないかと思います。
名刺やはがきは商売には欠かせません。人と人が会う事、人とモノが
出会う事が全ての始まりだと思います。人と出会えば愛や優しさが生ま
れるし欲情もします。具体的な物を見れば欲しくなるし食べたくなる。
私たちの五感はその様に出来ている。モノ消費からコト消費になるなどと
消費の動向云々いう前に先ず理解すべきことがあるのではないでしょうか。
身体が忘れられている。町の印刷屋さんに特化したリコーの機械はアナログ
サービスの印刷ステーションです。
初めての銀座シックス。蔦屋は、広いです。
藤本さんの「箱の中」ありました。
先週の金曜日に、大塚商会さんのユーザー懇親会で締めの挨拶しました。
なんで私が選ばれたかと云うとその前の年の懇親会でのこと、オンデマンドの
ビッグユーザーの会社のえらいさんが次々と挨拶をするのですが、リコーさん
のオンデマンド機を安う云う人が続くわけです。「うちは、基本ゼロックスの
機械を何十台使っているけど、今年初めてリコーさんのオンデマンド機を
入れさせて貰いました。」そこで、普通は、余所にない長所を見つけて、リコー
の機械を少しは持ち上げるのですが、大体そこで少し落として、笑いを取る
わけです。リコーの社員や大塚の社員は、引き攣った様な顔をしながら一緒に
笑うのですが、ゼロックスを持っていない私は、全然笑えない訳です。それで
みんな一緒になって笑っている状況がとても、面白く無かったのです。
私だって画質に関しては、ゼロックス、コニカに比べてリコーさんの画質が
ちょっと落ちるのは知っています。でも良い点もある。基本ごちそう仰山出
して貰って、さんざん飲み食いしてそこで落としは無い。盛り上げなくては。
で、そばにいた特販部の方々に「幾ら買って欲しいからと云って、あんな鼻
くそみたいな連中に媚売ったら飽きまへんでぇ~」と云うたんです。そしたら、
夏前になって特販部のご歴歴が、「今度の懇親会の〆の挨拶、お願い
します。」と。中村嬢に至っては、「去年の社長の一言一句、私全部覚えて
います。」と云われてしまったのです。さて困りました。「売り込んで、誉める
とこあるやろか?」いやこれは、冗談です。ちゃんと有ります。町の印刷屋
さんにとっては一番使いやすい。封筒が刷れて、名刺、はがき、二つ折り
カード、小封筒、賞状、凸凹の厚紙に強くて複写伝票も刷れる。長尺、白、
蛍光黄色、クリアトナー。オプションで製本機を付ければこれ一台でオール
マイティ。実際オンデマンド業界で一番よく売れている機械が、「リコー
7100」なのです。画質が落ちると云ってもあくまでも相当の目が無いと
解らないレベルです。どんなこと言ったかは、また明日。