中島革ゴムローラーさん
2017 年 8 月 2 日今日の「ひよっこ」
2017 年 8 月 2 日朝の7:30分になったら、アレッポで何があろうとパリで何が
あろうと朝の連続テレビ小説に変えられてしまいます。
まあその時間位になると出かける準備で歯を磨いているか、
かつらの整備をしているか、じっとテレビを見てはいないのですが、
ちらちらと大体の筋は追っております。
父親の失踪から多分記憶喪失だろうなと想像はしていたけど、朝の
テレビ小説でそんな韓国ドラマ風の設定は「なんだかなぁ」と思って
いたのでした。しかし今日の水槽の金魚のショットが「アレいつもと違うぞ」と
思ったのでした。明らかな意図をもって映しています。今までこういうのは、
あまりありませんでした。そしたら次に金魚と全く同じ色合いのバスが
出て来たのでした。それからは、お母さんの暮れの上京と今回の上京等
重ねて行きます。過去と現在を重層的に描きながらクライマックスに
引っ張って行きます。「私はタダの労働者を探しに来たのでは、ありません。
矢田部実と云う一人の人間を探しに来たのです。」と云う言葉が重く効いて
くるのです。その本人が矢田部実と云う名前を忘れているのですから。
前回は、唯々、不安だった。しかし今回は心底怖いのです。そこが良いです。
オープニングの撮影と桑田さんの唄で並々ならぬ金の掛け方だなと
思っていたのですが、前半4か月は割と凡庸でした。しかし、今日のは
良かった。かみさんは、早く筋を追いたくて「ここの部分はいらない
でしょう?」と云うけど、この部分が明日を引き立てるのです。
お父さんが見つかったという時点でスタッフが変わったような印象です。
もろ映画になっている。
えー、かつらは冗談です。
夏を集めて 尾仲浩二 写真展
2017 年 7 月 30 日2000年ぐらいから最近のものまで。
最近のコダックのプリントはどぎつく派手にしか色が出ないと
お嘆きの尾仲さん。「テレビの山番組にしろ、自然の写真にしろ
緑の色が濃すぎて作り物に見えてしまいます」と云うとそうなんだよ
どうしてもそのようにしか焼けないんだよとの事。相当古い劣化した
現像液を使うと自然に近くなるかもと話されていました。
次の街道マガジンのテーマが「中野」。場所の中野だけじゃなくて
中野重治でもサンプラザ中野でも、ブル中野でも。近くにブル中野の
店もあるしさと、そこから出てきたのが、どこに写真を撮りに行こうかなと
考えた時に追っかけたのが「日本女子プロレスの興行」と云うのですから
ビックリでした。女子プロレスの興行場所に良さげな街並みが残っている。
どうせ夜はすることが無いので女子プロレスを見てれば良いし。
ふうてん無頼の力の抜け具合が良いですね。「全国遊廓案内」では、力入り
すぎてしまって遊びが入らない。発想から違うなと思いました。