抜け殻
2013 年 9 月 1 日 日曜日新宿のコニカミノルタプラザに池上さんの写真展を見に行ってきました。
北海道の宗谷岬から鹿児島の佐多岬までを210日かけて歩き通して
撮り集めた写真。テント担いでコンビニの食糧で公園に寝泊まりしながら
続けた旅の写真。しかしそれらの写真には旅らしさや、歩いたという事実や
時間の連続性も地域の特性なども何もなくて、ただひたすら抜け殻だけが
広い集められています。このような旅をするには、ある種の図太さや鈍感さが
必要ですが掬い撮られた写真はとにかくひたすら繊細です。どうして抜け殻
ばかりに目が行ったのでしょうか?これが日本の現実なのでしょうか。
脱皮への予感なのか、もうすでに何もない空っぽとして見ているのか。
この前の盆休みに広島、宮島、柳井、島田、徳山、児島、塩飽本島など
うろうろしました。同じような印象だったかも知れません。