明日から連休です。

2009 年 7 月 18 日 土曜日

朝早く目が覚めてしまい、外で読書。大塚英志「物語論で読む村上春樹と宮崎駿」まだなんとか1Q84を読み解こうとしているのですが、難しいです。

大塚さんは、構造しかない小説だと云います。確かにジグソーパズルのように

ピースは型どうりにはまっているのに、絵は少し違うような感じがしてならなかった。

物語としての整合性が取れているような感じがしません。

だけどそのような方法論で何を表わそうとしているのか。私は、勝手に頭からこの本が日本社会に打ち込む楔だと思っていました。

大塚さんは村上さんがシャマニズム的な物語の語り部たらんところを目指しているようだ言います。

と云う事はその宣託を聞いて物語を再構築するのは、私たち自身だと云うことなのでしょうか?

私は村上さんを「ノルウェーの森」以降、あまり好意的に読んでは来なかった。

でも、イスラエルの挨拶を聞いて改めて、もう少し真剣に読んでみようと考えています。

日食マン

2009 年 7 月 17 日 金曜日

7月22日は、東京でも部分日食を見ることができるそうです。

食の始めが9時55分38秒、食の最大が11時12分58秒、

食の終りが12時30分20秒。

最大で4分の3ぐらいが隠れるそうです。

ネガフィルムで作った日食観察メガネをつけた小河瀬さん。

のんびりその日その日の時間をただ、食み続けて居る様な趣ですが、イニュニックの工務進行を一手に担っている大黒柱です。

梅雨明けと胡蝶蘭

2009 年 7 月 15 日 水曜日

梅雨が明けて、今日は本当に夏らしい暑さです。

5月に新工場のお祝いにリョービさんにいただいた胡蝶蘭。

2か月たって、あと5つの花になりました。

ひと月前ぐらいから、朝出社すると、ひと花ずつ落下しております。

根元のほうから一つずつ。

まだ沢山あるうちは、そんなに気にならなかったのですが、二十を切ったあたりから、妙に気になり始め、いよいよ十を切ってからは、たまらなく不安な心持がして来て、捨ててしまおうかと思い始めていたら、

荒川さんも同じように考えていたらしく、さっさと鋏を入れて処分してくれました。裏面の幹のところに栽培方法が書かれていて真ん中あたりに「もう一度花を咲かせて見ませんか」と書かれています。

少し「ドキッ!」としてしまいました。

一体、私に咲いた花があったのか、またそんな予定がこれから先もあるのやら。

いえいえ、胡蝶蘭のような豪華な大輪と比べるから、「ないぞないぞ、あるはずもなかろうもん。」と卑屈になるんであって、一つ所で一つのことをずっとやり続けることも、立派な花であり、錦だと遠吠える私であります。

マグナム・サッカー

2009 年 7 月 13 日 月曜日

マグナムのカメラマンが約50年、世界中でサッカーに興じる人々を写した写真集。

シチリアでパリでベナレスでイエメンでヴィラ・サヴォイアで上海で刑務所で石油のプラットフォームで、子供も大人も神父も兵隊も僧侶もヌーディストもゲリラもモンローも。

ここには無垢のサッカー人たちが写っています。

ジョージ・オーウェル 「サッカーとは、射撃なき戦争だ。」

ジャック・デリダ 「タッチラインの向こう側には、何も存在しない。」

カミュ 「すべては、サッカーから学んだ。」

サルトル 「試合においては、相手チームの存在が全てを混乱させる」

ペレ 「サッカーとは美しきゲームだ」

リバプールの元監督 「サッカーは生死に関わる問題だと信じる人々がいる。

そんな姿勢には深い失望を覚えずにいられない。

サッカーは生死よりも遥かに重要な問題だと、 私には断言できる。」

ワタシは、「次に生まれ変わるとしたら、サッカーボールになりたいな。」

ブックフェアー&サイモン&ガーファンクル

2009 年 7 月 11 日 土曜日

ビックサイトで、文具展とブックフェアー。出版社のデジタルパブリッシングと印刷のオンデマンドプリンティング、電子黒板が多かったです。

高山なおみさんの「ちくたく食卓」と鈴木大拙の「禅 100題」

洋書でアーヴィング・ペンとサッカーの写真集を購入。

渋谷文尖閣さんがノドまで開く並製本を紹介していましたが、原理としては、簡単そうなのでイニュニックでも実用化できたら面白いと思いました。

文具フェアーでも思いましたが、強力な糊が出来てきて、いろんな製本ができるようになっていくように思います。

そのまま後楽園でサイモンとガーファンクルのコンサート。

「俺は、ロッカーだぜ」と恰好をつけていますが、実は一番最初に夢中になったのは、サイモンとガーファンクルなんです。

中学生の時、映画館で友人たちと初めて見た大人の映画が「卒業」でした。

内容は、よく分からなかった。乳首に飾り物をつけてぶんぶん振りまわす、レストランも不思議だったけど、彼女に意地悪してそいう所へ連れて行く感覚も理解できなかった。

でもバックに流れている曲だけは、素晴らしかった。

コンサートは、後半「明日に架ける橋」ぐらいからアリーナ席総立ちになって大盛り上がり。私も歌詞を覚えてくるんだった。

1番最初に売れ切れたB席、2階3階の人たちが一番よく歌ってました。

上へ