会場:POETIC SCAPE 東京都目黒区中目黒4-4-10 1F
会期:2020年9月30日~11月7日|休廊:日曜~火曜
時間:水~金|13:00~19:00(予約不要)
土 曜|11:00~19:00(要予約)
POETIC SCAPE 予約サイト
(https://poetic-scape.us11.list-manage.com/track/click?u=ba197547c82457756a3d3ec8e&id=dd83460e7b&e=ae4cb617b0)
2020年9月30日より11月7日まで、POETIC SCAPEでは二度目となる
尾仲浩二の個展『Faraway Boat』を開催致します。slow boat』
(2003)、『twin boat』(2013)、そして今作の『Faraway Boat』
と、尾仲は80年代から90年代末に撮影したモノクローム作品をまと
めた写真集に「boat」という言葉を用いています。時間の経過と
ともに人間の記憶は薄れていきます。そして一般的に写真は、この
失われていく記憶を留めおくために撮るものとも言えます。しかし
尾仲にとっての写真は、この忘却のプロセスに抗うためのものでは
ないようです。「古い写真と言ってしまえばそれまでだが、僕には
なんとなく分かっていた。いつどこで撮ったのかはそれほど大切な
ことではないし、なぜ撮ったかなどどうでもいいことなのだ」
(『Faraway Boat』あとがきより)
岸に立ち見つめる船影が、水平線のかなたにゆっくりと消えていく
ように、撮影から20年以上の時を経て、撮影時の様々な記録や気持
ちが遠のき、最後に写真だけが残る。尾仲は自分が撮った写真が、
自分から離れていくこの瞬間を、ずっと待っていたのかもしれま
せん。「時の流れの中を漂う船、それが写真だと思う」-尾仲浩二-
<関連オンラインイベント>
◉トークセッション
・尾仲浩二×天野太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野主席学芸員)
(YOUTUBE POETIC SCAPEチャンネルにて公開予定。公開スケジュ
ールなど
詳細はPOETIC SCAPEのSNS等でお知らせいたします)
Koji Onaka exhibition|Faraway Boat