長寿・短命
2020 年 10 月 21 日一昨日、南魚沼の知り合いの農家さんから今年の新米が届きました。
早速、昨日の朝炊いて頂きました。相変わらず新米は美味しいです。
これで精米30キロ。秋と春に30キロづつ送って貰って60キロ
のご飯を二人で食べています。ひと月5キロなのであまりご飯を食
べる方では無いです。週に2回4合位を炊いて朝ごはんと炊いた日
だけご飯の弁当を会社に持って行きます。それ以外はご飯は食べな
いです。夜はつまみとお酒だけ。昼はそばが多いです。小麦は殆ど
食べなくなりました。昨日の「日本の長寿村・短命村」の続きです。
私の大好きな白米が短命の理由と云うのが面白く無くて結論書きま
せんでした。この本に措いて極めて重要なサンプルの収集の時期が
意味あるのが、まだ流通がしっかりしていなくて、共同体の交流も
あまり無く、風土に縛られた労働、産物、生活をせざる負えない人
々の記録だと云う事です。魚がたくさん取れるところは、畑や水田
が少なく魚ばかりを食べざる負えない。米どころで沢山採れるから
と云って食べすぎるのは好きと云うより糖質を沢山補給しなければ
耐えられない重労働の土地なのかもしれません。それぞれの土地に
はそれぞれの理由が在ります。近藤さんは、衛生学の人なのに長生
きの研究を始めてしまったのですね。白米が短命の理由と云うのは
少し短慮です。長生きの人が沢山いる村の特徴を書きましょう。
先ず偏りのある食生活は駄目です。動物性たんぱくが多いのも駄目。
秋田の人は塩っ辛いおかずでご飯を6杯も7杯も平らげるから駄目
というのは昔の話で今はどうかは判りません。麦、稗、イモ類、野菜
を沢山食べ、大豆などの植物性たんぱくを食べ、海藻類を沢山採る。
そして、一番重要なのが死ぬまで働き続ける。生きる事とは、働き
続ける事。
日本の長寿村・短命村
2020 年 10 月 20 日1972年の本です。定価650円。今から48年前の本です。
著者は、東北大学名誉教授・医学博士の近藤正二さん。昭和10
年頃から35年間、全国約1000ヶ所の村々を訪ね歩き、長寿
の理由、短命の理由を探求しつづけた報告書です。幻の名著と云
われている本です。現在、6000円以上しています。短命村の
食生活には恐ろしいまでの共通の特徴があります。塩分濃度なん
て単純な物ではありません。この情報には何兆円もの価値が在り
ます。おいそれとこんなところで発表する訳にはいかない。残念
ですが、とても残念ですが・・・・・。
「KISSA BY KISSA」クレイグ・モドさん
2020 年 10 月 19 日
7月から造り始めて3ヶ月やっと完成して今日、世界中のファンの方々に
届きました。DHLさんから900件配達完了の報告を受けて後約30件
が未配達。注文受けてから2か月ぐらい経ってしまったからその間に事情
が変わったのかも知れません。しかしそれらの状況は、シップコからもD
HLからも報告が入ってきます。今回の全世界発送の実験システムが上手
く行けば、イニュブックの世界配信も夢では無くなります。あとは私の英
語力。同時に1200冊の増刷も進行中です。多分これも2・3日で売り
切れるでしょう。
箔押し屋の先生に思いっきり凹まして貰いました。43mm×43mmの
四角です。
内容は、鎌倉から上京して中山道を京都までを歩いた紀行文です。英語
です。約550キロの道中の気になる喫茶店を取材した、アメリカ人の
クレイグ・モドさんの「街道を行く」です。切り口の少し面白い日本紹
介エッセイとなっています。11月3日のモドさん40歳の誕生日から
歩きはじめる東海道編。一日30キロぐらい歩いて東海道を京都まで行
ってそこから南下して大阪へ。そのまま奈良、高野山、熊野古道を南下
して熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野古道を東北に歩いて目指すは
伊勢神宮。全行程6週間の旅です。昨日、全てのホテル旅館予約したそ
うです。今年は雨が多いと嘆いておいででした。この紀行記は、3月頃
出版予定。お友達にMONKEYの柴田元幸さんが居られるようで翻訳
して呉れたら、イニュニックから出版できるなとそろばん弾く私なので
す。
小川節男写真展終了
2020 年 10 月 19 日先週の土曜日で十一画廊での「小川節男写真展」は無事終わりました。
沢山の方にお出で頂き大盛況の中で小川さんの仕事を皆さんにご紹介
出来たことは、少し誇らしい思いで一息ついています。山下裕二さん
が初日にお出で下さったことは、何よりうれしい事でした。最終日の
最後の時間にはタクシー飛ばして観に来てくれたカメラマンや浮浪者
専門の写真家の方の撮り方のノウハウ等、楽しいお話しで盛り上がっ
てしまい、これも全て小川さんの写真力が引き寄せた出来事なんだな
と思いました。小川さんのフィルムチェックは一先ず置いております。
5月に引き取って来て個展に合わせてフィルムのチェックをしていた
のですが、フィルムの間に隠れ潜んでいたダニに体中を噛まれてしま
い、涼しくなるまで放置だったのです。アーカイブの作業と中国の写
真から、写真集が出来るかどうか色々と思案をしています。今年はコ
ロナのせいで高い壁が出来てしまいましたが、中国は今国内を整備し
ています。同時に金に飽かせて文化大革命のつけを払っている。小川
さんが写した30年前の中国の写真も意味のある写真として甦る筈で
す。それぞれの時代のつけは何処かで払わなければならない。決して
天安門だけでは無い、大きく時代が動いていく街や人々の生の生活の
記録が写し出されています。小川さん推しで岡崎の鈴木さんが手を挙
げた。東京の山住が手を挙げた。銀座の金井さんが手を挙げた。これ
で終わりでは無い筈です。