あれは残してこれは捨てる

2021 年 4 月 2 日

日本製紙の「b7バルキー」又は「モンテルキア」の欠品では、皆様に

ご迷惑をおかけしております。去年の宮城地震で日本製紙の石巻工場が

被災した関係で操業を停めており出荷が止まっています。生産開始は、

5月、6月と云う事ですのでそれまでの間は、代替品でのご利用をお願

いします。一番近いのが「b7ライト」なのですがこちらは華々しくデビ

ューした割には、品ぞろえに無理が在った様でスムーズな流通とまで行

かず、残念ながら今年3月に生産中止となってしまいました。出来た時は

b7トラネクストとb7バルキーのそれぞれの良い処を合わせ持つ紙と

云う事でした。しかし一部の方々の意見としては両方の良い処が中途半

端に消えてしまったと云う事でした。一番近いのが「OKピクシード

01」北越製紙のHSホワイトソフトやHSスノーフォースなども近

いですがHSホワイトハミング等を廃止にしているのでどれぐらい揃う

か不明ですね。非塗工紙ですがb7バルキー並の印刷でOKでしたら、

ソリストホワイト、HS画王と云うのは紙の魅力としては遥かに凌ぐも

のがあります。日本製紙で3月で全面的に廃止になったモノ。「b7ライ

ト」「オペラクリーム」「アルトクリーム」「ジャストランド」「アルテ

ィマグロス80(煌)」「アルティマグロスZERO」1部厚さの廃止が

「フロンティタフ」シリーズ「ペガサスバルキーショール」「ペガサスW

Xダル」王子製紙、紀州北越製紙などの情報はサイトからは出てこないで

すね。いつもこの辺りの情報は紙屋さんからFAXで流れてきます。この

辺が紙の世界だなと思います。古い業績にしがみつくご老体と云う感想を

持ったのが昨日の、富士ゼロックスから名前を変えた「富士フィルムビジ

ネスイノベーション株式会社」殆んど印刷用フィルムも撮影用フィルムも

無いのに社名にフィルム残している。イノベーション起こせるのかな?

と云うのが感想です。生まれ変わるには、過去の全ては捨てなきゃいけ

ない。全て棄てたら死にもの狂いが出て来るのにね。


久里浜の蛸

2021 年 3 月 31 日

走水から佐島まで三浦半島に黒潮がぶつかる処は蛸が生息する磯根に

恵まれ、餌となるサザエ、鮑、伊勢海老が豊富な処でそれらの高級食

材をたらふく食みながらその身に旨さを凝縮していくのです。所謂関

東の蛸と云えば久里浜の蛸でした。グルメの頂点に君臨する存在です。

関西の蛸と云えば明石の蛸なのですが、それは渦潮の海流にもまれた

弾力の強い身質と云った若さだけが勝った味に他ならず、蛸の王者と

しては、久里浜に軍配が上がるのです。しかし最近は久里浜の蛸を目

にする機会が少なかった。佐島の蛸や三崎の蛸は時々見ます。去年の

暮れの築地の買い出しで山盛りの久里浜の蛸が在ったのです。他を圧

倒する色の黒さには大いなる秘密が在ります。蛸は通常塩でぬめりを

取る、洗濯機で塩洗いする、こん棒で蛸殴りをする等、其の地其の地

で工夫を凝らしながら塩ゆでするのですが、久里浜の蛸は違います。

塩でぬめりを取る処までは同じなのですが、その後、カカオの粉を塗

して蒸すのです。それで独特の香りと味になります。先日の三浦半島

の遠征で幼少の頃からの蛸好きが久里浜を素通り出来よう筈も無く、

方々を調査させて頂きました。先ず、現在は蛸漁師はワカメを獲って

いると云う事。最近一人が廃業したと云う事。二人しか居ないけど高

齢であると云う事。兎に角、蛸の聖地久里浜くんだりまで足を延ばし

てタコの足一本無いのでした。寿司屋でも蛸は在りませんでした。

築地で久里浜の蛸が山盛と云うのはあり得ない状況です。全て飲食店

の自粛が理由です。中野の味のマチダヤと云う酒屋でも磯自慢、黒龍、

豊杯等がごろごろ転がっています。高級飲食店の自粛が高級食材の品

余りとなって宅呑み派の恩恵となっているのですが、廃業と云う処ま

で行かれてしまうと寂しいモノです。

緩み切っている

2021 年 3 月 30 日

この前の土曜日に鎌倉まで遠征しておいて人の事言えた義理では

無いのだけど、どこもかしこも凄かったですよう。生真面目にマ

スクはしているのだけれど人、人、人。車、車、車。役人も政治

家も宴会、宴会、宴会。小池と朝の森本だけが「感染率、感染率、

感染率」と叫び続ける。でもしょうが無いです。感染率で死ぬ訳

でも無し。もう1年経つと云うのに誰一人としてコロナの人を見た

ことが無い。人間は具体的に見えないモノは怖がらない。芝居でも

良いから具体的に見せて怖がらせるべき時期に来ているのではない

でしょうか?

横須賀 山谷邸 陣中見舞い 

2021 年 3 月 30 日

山谷佑介さんが横須賀の山の上に古民家を買ってリフォームしてい

ると云うので陣中見舞いがてら冷やかし見物に行って来ました。車

を乗り捨てて階段30メートル。コンクリートの壁で目隠しをして3

軒の小さな家をそれぞれ居間食堂棟、寝室棟、スタジオ棟にそれぞ

れ別れます。住吉の長屋的なコンセプト。小さな家だけど真ん中に

青天井の芝生のもう一つの居間があると考えれば中々素敵。

都会の1軒屋の10分の一の金額だと云うのでそれも在りなのかな

と思います。

うちのかみさんは、結構敏感でちゃんと写真を撮っている。まるで

私が山谷君に怒られて居る様な感じでしょう?こういうのを奴は見

逃さないのです。

鎌倉 喫茶 ミンカ こぼれおちる、光

2021 年 3 月 29 日

先週の土曜日は、久しぶりに車で出かけました。3月1日から始まって

いた野口さんの写真展「こぼれおちる、光の粒のようなもの」鎌倉の

古民家喫茶ミンカで行われていたのです。最終日の前日の訪問になっ

てしまいました。

少々判りづらい処ですが行列が出来る隠れ家的な有名店。


ギャラリーは、喫茶の壁。プリントが中々良かったです。10色機の高

性能プリンターにどれだけ近づけたか?一抹の未練はありますが喜ん

では貰えました。光を探し求めた人だけに見える輝きがしっかりと写

っていると思いました。

訪問する時間をお知らせしていなかったのですが野口さん朝からずっ

と待っていて呉れました。他の方々も急いで集まって呉れました。

ストアーズで野口玲「こぼれおちる、光の粒のようなもの」で購入可。

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