向田邦子「父の詫び状」

2009 年 12 月 7 日

土日と義父の一周忌で帰省。身支度をしていたらテーブルの上に

妻が買ったらしきこの本があったので電車の中で読んで見ました。

向田さんの作品は、初めてでしたが滅法面白く1ページで夢中に

なってしまいました。家族の話です。明るく屈託がないけど凛とした

厳しさが一本通っている。情景が浮かぶような筆遣いだし展開が

なんとも鮮やかです。でも一番惹かれるのは、登場人物の面々が

なんだか懐かしい。向田さん家は、上流家庭の部類に入るでしょう。

うちは事業に失敗した貧乏家族のジタバタなんですけど、被るキャラが

多いいのです。同じような暴力的なワンマン親父とビクビクしながらも

冗談ばかり言っていた女・子どもたち。当時は、軍隊の栄光をずっと

引きずりながら貧乏なのにプライドばかり高くて威張っている父が

厭で厭でしょうがなかったけど、それもいなくなってしまえば、あの時の

ジタバタが今の私には、とても大切な宝物に思えてしまいます。

成道会 お粥

2009 年 12 月 4 日

今年も隣のお寺からお粥を頂きました。皆で少しずついただきます。

静かな昼下がりの時間には声明がかすかに漏れ聞こえてきます。

声明とは仏典に節をつけた宗教音楽のようなもの。

昔はお寺などからよく聞こえることがあったし、うちのばあちゃんも

唱えていたので懐かしく聞いています。

3年前、隣のお寺の落成式で、招かれて式典に参加させて

いただいた折、般若心経に節をつけた声明を唱えさせていただきました。

皆さん大きな声で唱えられてゴスペルのような恍惚感が生まれます。

強いばあちゃん

2009 年 12 月 4 日

今日の朝刊の読者投稿欄にあったお話。

「神様は、耐えられる人しかお選びにならない。」

山形の主婦の方。苦難の人生を未だ歩き続けられる87歳の

お方が、どのような境涯であろうとも、それは神様がお選びになって

「あなたは耐えられるはずだ」と与えてくれたものだと思えば、

心が軽くなると感謝されているお話でした。

感動と同時に身が引き締まる思いです。

また満月。

2009 年 12 月 2 日

夜、空を見上げるとまた満月です。

満ち欠けが早い早い。あっという間に1週間2週間が過ぎ去っていきます。

この異常な時間の流れは、充実している時間の流れなのか、

流されているだけなのか、大いに疑問です。

こんなに月ばかり見ているのは、やはり月の本を

待っているせいでしょうか。

「The Janacek of  Jazz」 Emil Viklicky Trio

ヴィクリッキーもチェコの人でやはりヤナーチェクと同じようにチェコの

フォーク・ソングを編曲してジャズで演奏している人。

チェコのスメタナやドボルザークのように哀愁の漂う、美しいメロディが

印象的です。

東京マラソン 当選

2009 年 11 月 18 日

東京マラソン当選していました。

今日経理のパソコンからメールを打って居て見つけた、事務局様からの

抽選結果のお知らせメール。どうして私にだけ何も通知が来ないのだろう?

と不思議でした。そう云えば夏に新しいパソコンを買ったり模様替えしたり

して、私が使っていた古いパソコンは、経理部が使っていたのでした。

メールアドレスも随分長く使ってなかったので、まさかそこから申し込みして

いるとは思いませんでした。不覚を取ってしまった。

申込支払期限は10月30日でした。

あ~~、とても残念です。  

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