小口の秘密

2013 年 10 月 25 日

明後日より2週間、読書週間が始まります。

私は感化されやすい性質で、面白い本を読むとすぐに作者や

主人公に影響されます。なんだか自分が一段違う人間になったのでないかと

錯覚しやすいおめでたさを持ち合わせております。でもそれらの一つ一つが

私というものを作ってきたのだと思うのです。作者の思惑と違う読み方をしても

そのような読み方をする何かが私の中にあるわけで、結局書かれている言葉は、

自分の言葉になり自分の考えになるのだと思います。

11月4日は、第17回文学フリマが東京流通センターで行われます。

文学系の冊子のご注文を一杯頂いております。

今回もカオスカオスブックス様の本、2冊ご注文いただいておりますが、

今回の本はびっくり仰天です。小口に凄い仕掛けがあります。

今ここでばらしてしまうと怒られてしまいますので、言えませんが、

若いスタッフたちは、その仕掛けに少し興奮しております。

私は遠い昔、横尾さんの装丁で見たことがあるような気がしますが、

ここまで凝ったものではなかったと思います。

東京流通センター 第2展示場 11:00~17:00 11月4日

乞うご期待。

新宿ゴールデン街

2013 年 10 月 22 日

GAW展in新宿ゴールデン街の最終日。

エスパでのライブ。橋本さんの弾き語り。尾仲さんに写真家の魔窟の様な所も

案内してもらいましたが、酔っ払っている私は云いたい放題。少し反省です。

打ち合わせを兼ねての探訪でしたが、愉快なところでした。ドイツとパリの写真

展が始まるそうです。  ヨーロッパの秋は少し寒いらしくてうら寂しさが募る様

です。写真家の寂しさと優しさは裏おもてと考えていて、その時、思いました。

みんなが携帯で何かにつけ写真を撮るのは寂びしいのでは無いでしょうか?

しっかりと目の前の現実を捉えきれていない。何処にも確かに繋がっていない

不安。それが認証ごっこに走らせているように思います。

しかし写真がタナトス的であるのに比べて、音楽は何処までもセクシーです。

記録され続けるハレ

2013 年 10 月 21 日

今日は朝から気持ち良く晴れています。

昨日の続きの「イタダキマス」の前のパシャについて

書こうかなと考えていたのですが、ちょっと忙しくて考える時間が

無いので、空の晴れでオシマイ。 また後日。

カメラ

2013 年 10 月 20 日

安藤忠雄さんにサインをもらう姪の子のメイ。

安藤さん好きでずっと見てきたけど、やっぱりちょっと変。

ガービッジのライブ見てたら、コンサート中みんな携帯で写真撮ってる。

記録装置としてのカメラではなく、脳の一部になってるような気がします。

ネットの方に個人の生命活動の一部が漏れ出しているような、機能が

スマホとかパソコンに置き換えられていて、それが自明のことになり始め

ているみたいです。ほんとは食べる前のカレーのプレート写しかったの

ですが、それはやりたくない。

LOVE INDIA 2013

2013 年 10 月 20 日

会場:すみだパークギャラリーささや 「LOVE INDIA 2013」

シェフ合作、16人のインドカレー店の有名シェフがそれぞれの自慢料理を2枚の

トレーに盛り付け。いろんな味を楽しみながら、カレーにまつわる蘊蓄を披露。

「ラムコフタ」中村屋 「ジャーキーチキンパニ」アンジュナ

「ホタテ・モイリー」ケララの風Ⅱ 「トマトとキャベツ、根菜類のカレー」シバ

「枝豆カレー」カッチャルパッチャル 「カレーリーフライス」デリー

「ポークカレー」ムーナ 「ホワイトチキンカレー」スパイスカフェ

「プローンバルチャオ」シバカリーワラ 「コロンブー」シタール

「ムング・ダール・サンバル」サザンスパイス 「サフランライス」デリー

「レバーのピクルス」タンドール 「フルーツパイヤッサム」ナイルレストラン

「豚のテールとひよこ豆のカレー」ヘンドリクス 「ラッサム」葉菜

小笠原流作法では、箸の先は、2センチしか汚してはいけないそうです。

大抵3センチから4センチ汚してしまい、守れたことなどはありません。

その中でも特に我を忘れて夢中になってしまい、食後に少し落ち込むのが

カレーうどんで、大体箸の半分以上が汚れています。それほどにカレーが

好きでいろいろ詳しいか言えば、肉と野菜をいためてSBカレーのルーを

割りいれて二日も三日も食べ続ける程度のカレー好きです。

去年のLOVE INDIA 2012はチケットが手に入らなくて当日、何が何でも

という気持ちで、千葉 検見川のシタールまで行ってチキンカレーを食し

ました。家で作るカレーに比べればスパイスがよく利いてなるほど美味しい

ものではありました。しかし飛び向けて天地がひっくり返るほどの感動は

ありませんでした。(シタールさんごめんね)今回の味は、かみさんと交換

しながら全部で14種類の味を堪能しましたが、はっきり言って天地が

ひっくり返りました。基本的にカレーとはスパイスを食べる料理だった

のですね。さまざまな香りが口中に広がり不思議なハーモニーを

奏でます。あまり余計なごってリした旨味成分は押さえられているので、

なるほどこれなら、毎日食べれます。私がカレーだと思っていたのは

洋食のカレーライスだったのですね。インドの本場カレー料理は、日本の

カレーとは、別物でした。

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