雑司ヶ谷 古道具「展示室」

2017 年 9 月 6 日

鬼子母神の参道、喫茶店、案内所の並びにある小さな古道具屋さん。

主に富山県の蔵出し物の食器などを展示販売。とても安いです。

古い民家を壊したり、建て直したり、リフォームの中で古いものを処分

する動きが盛んです。さすがに富山県。伝統のある家には、それなりの

モノが眠っています。九谷焼、輪島塗。普段使いのモノでも、なかなか、

センスが良い。古い明治の九谷、「コンナン、1000円で売ったらあかん

ヤン!」と云うと「一蔵、いくらで買ってきたものですから」 古い錆びた

井戸のバケツも売っていました。「古道具坂田、ご存知ですか?」と訊くと

知らないと云います。目白駅の少し向こうの交差点の裏にありますよと教

えてあげました。自信たっぷりにハッタリ効かせればゼロ二つぐらいは、

増やせます。いえいえ、坂田さんがそうだとは言いません。私自身そういう

事の出来ない性格で、自分と似たような人見るとついつい、おせっかい

焼きたくなってしまいます。坂田さんは憧れです。同じ美容師に頭刈って

貰っています。偶然ですよ偶然。そんなストーカーみたいなことはしません。

たまたま、そのことを知ったとき、ちょっと小さい、ガッツポーズ出ました。

鉄工島フェス

2017 年 9 月 5 日

9月30日・10月1日、東京都大田区京浜島。

鉄工所の島、京浜島で始まる創造祭。住民一人。面積1キロ㎡。

時代に取り残されていく、羽田空港前の小さな島。

高校時代は、春休み、夏休み。全国の製鉄所でアルバイトしていました。

鉄工所で2年間働いていました。電気溶接もガス切断も今でも出来るはずです。

鉄は大好きなのです。硬くて強くて無機質、冷やっこい。

東京最後のフロンティア、京浜島で始まる、衰退してスラム化していく工場地帯を

アートによって再生できるか?大いなる実験アート。

 

確認に箔押し屋さんまで

2017 年 8 月 29 日

著者の方と箔押し屋さんに仕上がりチェックに行きました。

ガンダレ表紙で紙は、羊毛紙190Kg。シンプルにタイトルと著者名のみ

墨で小さく、印刷。他に2色、3色、カラー印刷等の案が有りました。

しかし、この羊毛紙はインキの乗りが凄く悪い紙です。印刷するより、箔押し

やデボス、エンボスが良いのでは、ないでしょうかと提案。染織家の方の本

なので羊毛紙の質感は生かしたいところ、ココは、デボスで決定。手書き風の

細い線を表から裏まで縦に入れるデボス案。それで、ほとんど決定だったの

です。でも、私の想像では、少しさみしいな、もう少し華が欲しいなとも思った

のでした。打ち合わせの時に出ていたクリア箔、でも著者の方は派手にしたく

ないと仰っていたのです。それで、箔屋さんに確認に行きましょう、と提案し

ました。デボスは最大の力を加えてしっかり凹ませました。本の形に折って

みるとシンプルでいい感じ。でも試しにクリア箔も押してもらいました。

クリア箔は透明なビニールテープのような箔です。凹んだところに少し輝きが

入ります。本の形にしたら、良い感じ、華やぎました。著者の方もデザイナーの

かたも大満足。デザインはさじ加減。行き過ぎても下品ですが、一点花も必要

です。ここが現場に足を運ぶことの大切さ。特にデボスは実際を見てみないと

判りません。皆さんの喜びようが嬉しくて書いてしまいました。

来月、日本橋高島屋で13日から19日まで、「麻田光子×荒木節子」

染織二人展開催です。

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