沖縄レポート7

2020 年 1 月 11 日

沖縄の新聞は琉球新報と沖縄タイムズとスポーツ新聞だけです。朝日も

毎日も東京もましてや読売もサンケイも有りません。嘘しか書かないか

ら誰も読まないと云います。箱根駅伝を見ようとしたら日テレも沖縄で

はアウトの様です。「沖縄戦-衝撃の記録写真集」沖縄ではとても有名な

本です。本土では無かった事にされようとしている史実が赤裸々に沢山

の死体写真とともに解説されています。100年経っても200年経っ

ても絶対忘れないあの沖縄戦。本土と沖縄との認識のギャップをまざま

ざと見せつけられた本です。

沖縄レポート6

2020 年 1 月 11 日

1月1日、ヤンバルの森 いっとくを抱えたままヨロケテこける。30

センチまで持っていたけど、粘土質の土の上で良かった。

12月31日 ガンガーラーの谷の鍾乳洞 ここにも多くの住民や兵隊が

逃げ込んだのだろうかと考えながら、闇の奥へ分け入る。

12月31日 沖縄の闘牛 でかい。1月3日に闘牛大会が在ると

云っていました。角が折れていて痛々しい。年間一頭で1000万掛かる

そうです。

1月2日 中城城跡 沖縄本島の括れた処にある城。太平洋と東シナ

海が両方見えてどっちにでも逃げられる。間7キロぐらいです。

中村家住宅 280年前の沖縄伝統的な住居。74年前の戦火で沖縄の

主要な建物は粗方燃えてしまったのですが、奇跡的に残った建物。

獅子と云うのは、日本からアラビアまで至る所にあるんですね。

沖縄民芸館で知りました。

2000円札の守礼の門。1958年に再建された物。瓦は伝統的な

赤瓦。

首里城への入り口の門番小屋に消化器3つ。


首里城は14世紀に造られた建物。今までで4回ぐらい焼失しています。

現在のひとつ前の物は1930年頃完成。余り赤くない。燃えて入場料

は無料になりましたが、長い行列は出来ていました。殆んど中国観光客

ばかり。沖縄を愛する県の人の中からいっそこのままの姿を皆に見て貰

いつづけた方がと云う意見も出ています。

1970年の12月にコザ暴動が在って、アメリカ統治面倒臭くなって

1972年5月に沖縄返還になります。その年9月に田中角栄が中国に

行って日中国交回復となります。少しして中国ブームがやってきて沖縄

の首里城再建の話となります。その時にイメージデザインされたのが和・

琉・中の混淆のデザインです。少し紫禁城に似せているかもしれません。

そこに中国人観光客は親近感を感じているのかも。正殿の完成は199

2年。

沖縄レポート5

2020 年 1 月 10 日

道の駅「かでな」4階建てにして基地の中が見えるようにしています。

2階、3階は、戦前からあった嘉手納航空基地の歴史などを展示して

います。町の面積の8割を米軍に接収されている嘉手納市が運営?

戦闘機の離着陸が丸見えです。航空機ファンが大きな望遠レンズ構えて

待機しています。1月2日の訪問でしたがカメラの人沢山いました。

基地内は静かです。

沖縄レポート4

2020 年 1 月 10 日


共同の登り窯。

読谷村の陶芸の里。所謂オキナワ風の焼き物を売る店がずっと続きます。

記念に何か小さな食器を買おうかなとあれこれ、店を巡りながら品定め

するのですが、これっと云ったものが無い。どれも似たり寄ったりでと

飽きてきた10軒目ぐらい。店先に並べているモノが少し今までと違う

読谷壷屋焼 金城吉彦さんの店と云う事です。その一角にまたまた新鮮な

今までと違う焼き物が置いてあります。そこは奥さんの作品が展示されて

います。お父さんが金城敏男さん。お爺さんが金城次郎さん。なんと何と

人間国宝だそうです。敏男さんや次郎さんの物も力強くて良いのですが、

今回買ったのは、李朝の三島を模した物、奥さんの作です。余り実用性が

無くて使いづらい。でも壊さない様に使います。がつがつ食べなきゃ良い

んです。

ふうてんの寅さん

2020 年 1 月 9 日

去年「帰ってきた寅さん」は観ましたよ。あの気持ちの悪い合成人間で

甦らないとこは良かったけど、帰って来るとはどういう事だろうと改めて

考えました。寅さんを映画館で見た事なんか一回も無いのに再放送は殆ん

ど見ています。間違いなく3回づつ位見ています。映画館上映時代は、若

かったし自分と同じようなおっさんを見て笑い転げるほど、自虐的では無

かった。それが自分と云うモノが判って来て成長より劣化の方が目につく

ようになって改めて寅さんを観た時、私なんかより数段上等な人なんだな

と云うのに気付く訳です。大体ストーリーどころかセリフも覚えています

ね。新聞で見つけたらチャンネルを合わせます。それにしても私はあの映

画に何を見ているんだろうと考えます。どんな馬鹿だろうとへまだろうと

失敗だろうと笑って許して呉れる、あの関係に心が癒されるんだろうな思

います。だから、癇癪起こすのは寅さんだけでは無くて、みんなが怒って

笑って赦して上手く持ち回りで演じるから楽しい街なのですね。僕たちが

あそこに帰りたいのではないかと考えています。AIやロボットやコン

ピューターは、優性主義を突き詰めます。効率化と曖昧さの無い関係を構

築します。明らかにその様な社会構造に作り替えようとしている。その意

図を覆い隠す為に多様性を持ち出している。裏でリストラの計画を画策し

ながら働き方改革を謳って忠誠心を試すのと同じです。多様性を第一義

に重んずるAIと云うのは存在するのでしょうか?寅さんの様に失敗ばか

りするAIと云うのは、存在するみたいだけどAIが失敗してもお笑い

にならないですね。私たち人間が面白いのは、矛盾だらけだし、動物の

割合が結構高いし、エゴイスティックでありながら理想も掲げたいと無

理な旗を掲げようとするからであって、こんな破綻だらけの人間の集合体

だから人類は面白いんですね。戦争も始めようとするしね。オットゥ、戦

争を面白がってはいけませんね。ここは、強い人類の意志を見せなければ。

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