みんなで生きていく
2019 年 1 月 22 日 火曜日魚は、獲るから育てる。一家単位の事業から組合で。店で買うから
生産者から直接買う。一人で食べるから分け合って食べる。それら
の関係性を地域で作る。地域の中でみんなで生きていく。
魚は、獲るから育てる。一家単位の事業から組合で。店で買うから
生産者から直接買う。一人で食べるから分け合って食べる。それら
の関係性を地域で作る。地域の中でみんなで生きていく。
水俣の安田さんは一時期ケニアに11年間行かれていた。農大を出ている
友人たちもみんな外国に行っています。川崎の友人は、香港で車を買って
友人たちとロンドンまで行っています。小学校からの友人も1年間、イン
ドやアフガニスタンを放浪してインド人みたいな顔になって帰って来まし
た。ゆくゆくは農業に従事する事になるとおいそれと外遊は出来なくなり
ます。土地に縛られる前にその世界以外を見ておきたいと思うのは、致し
方ない事。若い頃日本人の農協観光を白い目で見ていましたが、土地に人
生を捧げると云う事がどの様な事なのか、こんな年になってから気付くん
ですね。それがまた水俣ですから。水俣だからこそ無農薬に拘るし、購買
以上の関係性を求める。命がけの土地の命がけの果物を飄々と作られてい
ます。
今月の長島大陸が「ボンタンぶり」でしたが、さいきあまべたべる通信は、
「美人鰤」です。ブリの養殖は全国で広く行われているもので、小豆島の
オリーブ鰤や大分のかぼすぶり等、色々有ります。出世魚なので縁起が良
いと食べる機会も増えます。「美人鰤」は、少々、違和感がある字面だし
音感ですね。味として美人が美味いか不味いか色々見方は在るでしょうが、
上に人間の形容詞が来るとぶりが「ぶりっ」と擬音になったりします。そ
んな想像は、私だけでしょうか?記事を読むと美人が何処から来ているの
かが判りました。美人鰤は酒粕を食べさせて育てます。その酒粕が山口の
蔵元の「東洋美人」なのです。プーチンが美味いと云った「東洋美人」で
す。山口の地酒は、昔はよく飲んでいました。獺祭も潰れそうなころから
応援で飲んでいました。今は飲みませんが。東洋美人はすっきりと淡麗旨
口、あまり強く主張しすぎないどんな料理にも合うお酒です。東洋美人の
酒粕で美味い鰤が出来たのだから美人鰤と名乗るのも仕方がないでしょう。
バンクシーの傘ネズミが波止場で発見されて、そりゃたいへんだと
早速取り外して保管したようですが、10年前から有ったという話
もあって、その様なドタバタが見事な風刺になっていて、アートを
解さない拝金主義者を見事に皮肉る事になってまんまと、術中に嵌
ってしまっている事に気づきもしない人たち。座布団一枚ですね。
池袋の南側から雑司が谷にかけて、クロネコのニャンクシーが跋扈
したのがやはり10年ぐらい前だったでしょうか?電信柱の根元や
弊の地面すれすれに、如何にもクロネコが佇んでいるようにステン
シルを使ってペンキで象っていました。ニャンクシーが上手いのは
本当に猫の性質を熟知しているようで、遠目に見ると本当の黒猫に
見えるのです。正面パターンと真横パターンが在った様に記憶して
います。雑司ヶ谷は圧倒的に黒猫が多い処です。