PAPER&PRINT 完成

2018 年 12 月 25 日 火曜日

お待たせしました。イニュニック用紙サンプル帳完成しました。

印刷のご注文のお客様に無料配布いたします。ご発注時に「サンプル希望」

とお書きください。サンプルは商品と一緒にお送りします。

藤原旅館 ムンク講義

2018 年 12 月 24 日 月曜日

藤原新也さんのサイト「CAT WALK」の主催でムンクのリアル講義が大久保

でありました。藤原さんのファンが約120人が全国から集合、コアなファ

ンは凄いです。私はその濃さ故色々な催しが在りましたが今までずっと

不参加でした。さて、写真家の藤原さんがムンクと云うのは知らない方

にはよく理解出来ないかも知れませんが、CAT WALKの会員には藤原さん

の絵心と云うのは、当たり前すぎる自明なのです。芸大の油絵科に入っ

ていましたから。雑誌に請われてムンクの絵画批評なども書いていたこ

ともあります。現在上野で「ムンク展」やっていますね。その関係で先

日のNHKの教育テレビの日曜美術館に呼ばれてムンクの解説行いました。

その時ムンクについて喋った重要なことの殆どをカットされてフラスト

レーションが溜まってしまったと云うのは、ご本人の弁ですが忘年会と

クリスマスイベントのようなものをやりたかったと云うのが本音だと思

っています。私はムンクはさほど好きではありません。分裂病の人の絵で

あると思っています。藤原さんがムンクを取り上げると言う処に興味を持

ちました。ムンクと云えば叫びが有名です。一般的な解釈としては橋のた

もとで近代化に押しつぶされそうになっている自我または自然が押しつぶ

されそうになっている慟哭だと云うのがあの絵なのです。耳を押さえて叫

んでいるように見えます。然し藤原さんが云うには、ムンクは写実の人で

実際にあの橋の近くには大きな嫌な音を出す製材所があり、殆どの人があ

そこを通る時には、耳を押さえながら歩いていたというのです。基本的に

はどのような理由で耳を押さえていても絵の意味はあまり変わらないので

すが。あの橋のところに住んでいた老人が証言しているそうです。産業革

命から機械化に押しつぶされていく自我の崩壊、結核の蔓延。様々な話の

繋がりの中で近代がどのような病理を生み、社会を変えていったかと云う

講義は改めて勉強になりました。そして何故今という時期にこのムンク展

をやるのかと云った企画の意味を理解しました。第4次産業革命のこの時代

に身体が消滅していく方向の中でどのような病理が出現して何が壊れていく

のか?家族が壊れ社会が消滅していくこの先に新たなムンクはどのような絵

を描くのか?

歌のサービスの藤原さん

自画像(旅館の前で客を待つ藤原さん)

東北食べる通信 馬面剥

2018 年 12 月 21 日 金曜日

はぎもこちも肝が美味しい魚です。これからの第一次産業の肝と云えば

売り物と連帯と多角経営と6次産業化でしょう。青森県深浦町の竜志会は、

漁業を中心にチームを組んで様々な試みに挑戦しています。一人より二人、

二人より五人、みんなで力を合わせればその人数の三倍から五倍ぐらいの

能力になる。他業種の人もいればもっと大きな力に成ります。消費文明は

一人に一つだとか、一家に一台とか自分の夢を叶えるだとか、個人個人の

消費を推奨します。そのような価値観でテレビや新聞や雑誌は成り立って

いる。スマホを手にしてその様な傾向は、アナログメディアを遥かに凌ぐ

個人主義に雪崩打っている。私たちの幸せは、誰かを助けたり誰かに優し

くされたりと云う中にある筈なのに・・・・。一人ぼっちでは、馬面剥の

様に身ぐるみ剥がされます。

奈良食べる通信 八条水菜

2018 年 12 月 20 日 木曜日

鍋に日本酒並々注いで大根おろし一本丸ごとすって水菜と豚のロース肉を

入れて一煮立ちしたら、ポン酢醤油に軽く漬けて急いで口の中に放り込む。

ハリハリ鍋と云ったか、雪見鍋と云ったか、東京で父の49日を友人たち

と囲んだ鍋、誰が作ってくれたのか忘れたけど、アルコールに咽ながらも

水菜のしゃきしゃきが背中を押した様で、あの時のみんなの気持ちより味

の方ばかりに記憶が甦ります。

イニュトート試作品完成

2018 年 12 月 19 日 水曜日

上のサンドカラーは来年の2月になります。

下のナチュラルは年内ギリギリか年明けになりそうです。

ご注文のお客様へ無料でプレゼントです。

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