東北食べる通信 赤皿貝
2018 年 11 月 23 日 金曜日今回の佐々木さんも怒涛の人生なのです。岩手県山田町、山田湾で養殖する
赤皿貝。全国の食べる通信を印刷して、完成したらそれぞれの物語を読んで
それぞれの工夫と努力と汗を見て来て思うのは自然に対して、一人ぼっちで
闘うのは並大抵の事では無いなという事です。そこを家族でやる処もありま
す。親族でやる処も在ります。地域で繋がって会社を興してやる処も在りま
す。それでこの食べる通信と云うのは、食べ物を採る人と食べる人を繋ぐと
いうある意味、もう一つ大きなコミュニティを作る雑誌なのですが、加工の
人や食堂の人、料理されたものを食べに行く人、広報の人、経理の人なども
含めて大きな互助グループを作るという処まで行かないと構造的に無理があ
るように思います。12月から闘わなくていけないのは海外の大資本です。
又は安く仕入れて巧妙に売る日本の大商社です。あの手この手でマスコミ使
って宣伝されたら個人では立ち向かうのが難しい。この号の最後のページの
高橋編集長の「全人類総生活デザイナー時代」と云う記事に新しい予兆があ
ります。食べる人自身がいろんな地域を支える。しかし本当の意味で支えら
れると云うのは都会で作物を採る術を持たない食べるだけの人々なのです。
何かあったとき一番最初に飢えるのは都会です。食べ物と食べるという枠を
超えたコミュニティが在れば色々な知見が得られますし、道も開けます。