銀座
2014 年 2 月 22 日 土曜日小赤松
2014 年 2 月 21 日 金曜日パリ エッフェル塔
2014 年 2 月 19 日 水曜日榎本聖一写真作品展「パリ エッフェル塔」 コニカミノルタプラザ
2/14~2/24
この前の日曜日に映画の待ち時間に見た写真展。
モノクロ写真の教科書のような写真です。ユーモアがあり機会をモノにし、
しっかり撮ってある。多分有名な方なのだと思います。写真集買ったのですが、
印画紙には全然敵わないなということ。それと改めてライカの凄さを教えられ
ました。カメラはM7だそうです。ぶらぶら、歩きながらパシャリパシャリ撮られ
たそうです。しかし、それにしてはしっかり写っています。なで肩で柳のように
柔らかい雰囲気がいとも簡単に間合いを越えて行けそうで、良い写真を一杯
撮って来られた感じがします。
一番のお気に入りがこれ、エッフェル塔の上から下の広場を撮った写真。
人の影で影が人。影が濃い。「現像を何か特別なものを?」とお聞きした
のですが、「普通に」とのことです。「こうなるのをずーっと待ったのですか?」
「いえいえ、上に上がって下見てパシャパシャ」だそうです。
写真集は墨とグレーの2色刷り、黄色を多めにしてノスタルジックな感じに
仕上げていますが、私は青い方がいいなと感じました。印画紙が白くてコント
ラストが利いてピントがばっちり合ってる。これは青白い方が締まると思うの
です。お勧めです。
移民
2014 年 2 月 18 日 火曜日「エヴァの告白」
原題は「IMMIGRANT」 移民。
ポーランドから戦火を逃れて船で移民の島、エリス島へ
たどり着いたエヴァ。船の中でのあることで入国拒否の
審判が下されてしまいます。そのエヴァを助けるのが
ブルーノという女衒。ブルーノ自身もヨーロッパからの移民。
大道芸の家族なのでジプシーなのかもしれません。
私はこの映画を女衒の純愛と見ました。そのように見えるほど
ブルーノをやってる人が良いです。渋い。行動規範、信条、
美意識。女衒なのにそれなりに人の輪郭がくっきりしてます。
そのようなブルーノをエヴァは頼りにします。打算だとしても
命がけで相手を必要としたらそれはある意味愛だと思います。
最後、エヴァと妹を船で逃がすところで映画は終わります。
写真はブルーノが残るエリス島を振り返るところ。
北九州市の若松の竹並。若松の山のほとんど上のほうが我が家の
故郷です。私は山口で生まれたので若松はただ本籍があるだけの
ところです。我が一族が若松の山の上でただひたすら北のほうに
目を凝らし続けた家だとしたら、エリス島を縄張りにして移民にあたりを
付けていたブルーノと心情が似通ったところがあり、ブルーノをただ
良いとみているのかもしれません。