移民
2014 年 2 月 18 日 火曜日「エヴァの告白」
原題は「IMMIGRANT」 移民。
ポーランドから戦火を逃れて船で移民の島、エリス島へ
たどり着いたエヴァ。船の中でのあることで入国拒否の
審判が下されてしまいます。そのエヴァを助けるのが
ブルーノという女衒。ブルーノ自身もヨーロッパからの移民。
大道芸の家族なのでジプシーなのかもしれません。
私はこの映画を女衒の純愛と見ました。そのように見えるほど
ブルーノをやってる人が良いです。渋い。行動規範、信条、
美意識。女衒なのにそれなりに人の輪郭がくっきりしてます。
そのようなブルーノをエヴァは頼りにします。打算だとしても
命がけで相手を必要としたらそれはある意味愛だと思います。
最後、エヴァと妹を船で逃がすところで映画は終わります。
写真はブルーノが残るエリス島を振り返るところ。
北九州市の若松の竹並。若松の山のほとんど上のほうが我が家の
故郷です。私は山口で生まれたので若松はただ本籍があるだけの
ところです。我が一族が若松の山の上でただひたすら北のほうに
目を凝らし続けた家だとしたら、エリス島を縄張りにして移民にあたりを
付けていたブルーノと心情が似通ったところがあり、ブルーノをただ
良いとみているのかもしれません。