新人君にお奨めの本
2013 年 11 月 2 日 土曜日新人君が本を読みたいというので、お奨めの本を3冊。
まずは、イニュニックの社名になった星野さんの「イニュニック」
マザーネーチャー連載時から興奮しながら読んでいました。
命の循環とつながりが、そしてそれらが奏でるハーモニーが
気持ちよく伝わってきます。生の営みが過酷であればあるほど
その理の要点がシンプルに浮かび上がってきます。
「貧乏人の経済学」
これは10ページぐらい読んで面白くなくて放り出したものなので
内容は、あまり頭に入っていないのですが、「貧乏」については
良く知っています。ご飯が食べれないと人は簡単に死んでいきます。
死に物狂いで頑張らないとなかなか這い出せないし、油断して調子に
のると簡単に転げ落ちます。貧乏を悩むより、科学的に貧乏の構造を
調べることがまずは重要であると思い選びました。
「100年予測」 影のCIAと云われているアメリカのシンクタンクの本。
4年前に出版されて結構売れた本だったと思います。
安倍首相が地震大国のトルコに原発を売りに行くと云う報道を聞いて
ひっぱり出してきて再読していたもの。ポーランドにも原発売りに行った
みたいです。地政学の考え方を基本にどのように世界が動いていくか
予想したもの。アメリカとイスラムの戦争はやがて終わる。中国は4000年
ずっと不安定だった。中国の覇権はありえない。これから台頭してくるのは
日本、トルコ、ポーランドである。今世紀半ばに日本、トルコ、ポーランドは
同盟を組んでアメリカに戦争を仕掛けてくるだろう。しかし勝つのは、アメリカ。
今世紀終わりごろ、メキシコがアメリカに戦いを挑んでくる。
こんなシナリオ通りに事が行くとは思えないような展開ですが、小さな論拠
一つ一つは成程と思わせる内容です。