「個人的な三ケ月」植本一子さん

2021 年 5 月 31 日


昨日より各書店にて植本さんの自費出版「個人的な三ケ月」が販売されて

います。イニュブックでも販売開始しています。去年5月に自費出版を応援

する印刷屋としてWEB書店をオープンしました。ストアーズに紐付けし

て何と無く懇意にしている作家の方がたにお声かけして、書店としての体裁

をとって参りました。先週、山谷さんのデビュー本「tsugi no yoru e」を

限定増刷、イニュブック限定で販売するにあたって云われた事は本屋を始め

るにあたっての開店表明がもう少し明確に在ってもいいのではないか?と云

う問題提起でした。このざわついている状況の中で思考停止になっている事

を言い訳には出来ない。今回は特に意識したのは、植本さんと云う私の好き

な作家でありながらある程度大きな出版社から出し続けておいでの著名作家

の方も自費出版と云うフィードルに場所を移される。時代の要請?、この状

況下だけの事なのでしょうか?兎に角、本屋の特徴を明確にすべき処に来て

いる事は確かです。アートからお笑い、エログロナンセンス、感動もの。私

の心が動く本だったらなんでも売りたいのですが、あいつの世界観は嫌いと

云う人も勿論いる訳です。売る売らない以前にそんな人たちは、印刷自体も

注文して来て居ないので考えるまでも無い事かも知れません。

植本さんの今年のコロナカの1月から3月までの日記。いつも通りに面白いで

す。子供たちが5年経って植本さんを越えようとしているのがとても感動的

です。饒舌は内省にはかなわない。今度の日曜日の朝、6月6日6:10分

からNHK総合番組「目撃、にっぽん」に植本さんが出演されます。30分

番組。コロナカの中での日記と生活と自費出版。私もちょっとだけ出るかも

しれません。初めての糸かがりは、私がやったのでこの本の出来には思い入

れ、一入です。


店仕舞いの気分

2021 年 5 月 10 日

太陽の塔とその中の生命の樹は、二つでセットあり、どちらが欠けても

意味を成さない。家に閉じ籠っていると部屋の模様替えしたり色々なモ

ノを整理したり捨てたり。いつの間にか気分は店仕舞いと云う感じにな

って来ます。時間と体力がある人はこれも使えるあれもまたとなるので

しょうが、色々な元気が無くなって行くと捨てるモノの方が多くなる。

出かけたり人と会っているとその様な時間に向き合う暇もないのである

がそれらが全て駄目となると、来し方行く末ばかりを考えるようになり

ます。夕方、椅子に座ってボーッとしいると「口がとんがっているわよ」

と云われる。面白く無いんだなと改めて思わされる。

お好み焼屋

2021 年 5 月 8 日

昔の写真で書いています。スマフォを携帯にしてから気軽に写真が

撮れなくなりました。LumixDC-GX7を去年の秋買ったの

ですがろくに触っていない。だから最近のイニュ日記は写真が少な

いです。しかし写真が無いとそれなりに言葉の説明が多くなります

し、そこに頼らない分少し考える時間が増えます。だいぶ前に行っ

た、尾道のお好み焼やさんです。ね、写真があると内容ないでしょう?

空いたレジスター

2021 年 5 月 7 日

店仕舞いしたらいつもはブラインドを下ろして店の中は見えなくなっている

のにこの日に限ってブラインドは降りていなくて窓際のレジスターも空きっ

ぱなしで小銭も入っていない。これはどう見ても事件を予感させます。

いつも行く美容室で客の入りの状況を訊くと去年の4月だけ少し売上悪かっ

たけど、後は概ね大入りでこれまでの年よりずっと忙しい状況が続いている

と云います。濃厚接触で、テレワークで出かけないのに髪の毛だけは当たり

に行く。不思議だなと改めて考えると自分を自分として単刀直入に認識して

いるのは鏡です。そして鏡に映るマスクした自分の個性が発揮できるのは、

目と眉毛と髪型だけなんですね。薄くなり始めた白髪頭の私でもひと月に

一回美容室に行きますし、その代り昔ほど頻繁に鼻毛を抜かなくなったの

でマスクの上からいつも鼻をごにょごにょ、搔いています。美容室成金と

鼻毛的増毛と空いたレジスター。謎は謎のまま。

山谷佑介「tsugi no yoru e」限定販売

2021 年 5 月 6 日

山谷佑介さんの初期写真集「tsugi no yoru e」が増刷されます。

イニュニック書店、イニュブックにて限定販売されます。

今から試作品、作成。販売6月に入ってから。詳細は決まり次第

お知らせします。

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