前掛け

2008 年 11 月 6 日

別冊太陽で内田百閒を見つけました。

二十歳ぐらいのときに、阿呆列車を立ち読みして、まあ、列車の話なのであまり面白いわけでもなく、皆が言う評判の割にどこが面白いのかちっとも判りませんでしたが、ごく最近、「冥途」を読んでからもう虜になっております。

かれこれもう2か月、まだ第1巻を繰り返し繰り返し読んでおります。

「山東京伝」「冥途」などは、もうすぐ諳んじてしまうぐらいです。

死に対する不安や社会に対する違和感やぎこちなさを夢の様な感じで小説にしているのですが、おろおろしたりハラハラしている自分を面白がっているようにも思います。

百閒先生を他人とは思えないほどです。

でも諳んじるほど読んでいるのは文章練習のためです。とても文章が上手い。

百閒先生の文体をものに出来たら、少しはましな文章が書けるのではと目論んでおります。

別冊太陽の中で前掛けをしている百閒先生の写真がありました。

小説を書くときは、前掛けをして執筆するそうです。これは、師匠の夏目漱石の真似だそうで、漱石も前掛けをして小説を書いていたそうです。

自分の仕事をただ、作文を作る職人と考えていたのか・・・。

ものすごくカッコエーと思っちゃいました。

新入社員の前掛け。見事な丁稚小僧の前掛け姿。

腰に巻かないでお腹に巻いております。

百閒の文章を読んでて思い出したのが、立石にある「うちだ」。

新東京タワーが建つところにある、もつ焼きやです。

1回だけかみさんと行ったのですが、少し百閒的ワールドが漂っていたような気がしました。

全日本大学駅伝  一区5位

2008 年 11 月 3 日

朝、気がついて慌ててテレビのスゥッチを入れたらいきなり、

一区はもうの半分を経過中。

一区を走ると云われていた曜が1位グループに入って、大変な選手たちの中に交じって激走。

曜の今までのタイムから見たら相当頑張ったようです。

結果は5位で竹澤さんへタスキを渡す。

・・・・・・・・・・・。

ホッとしました。

全日本大学駅伝

2008 年 10 月 31 日

11月2日の全日本大学駅伝。我らがようの字、早稲田の代表で出場予定。

非常に大事な区をまかされたみたいです。去年までは、神奈川の大会でワクワクしていたのに、あっという間にメジャーの世界に舞台を移してしまい、ほんとにまぶしい存在になってしまった。

我々は、しかし第二のヒーロー舜坊の応援に神奈川駅伝に行こうと思っていたのですが、残念ながら、ノッピキならぬ事情で明日から帰省です。

朗報

2008 年 10 月 28 日

相模原の友人からメールと写真画像が届きました。

長女のしおりがとてもいいことをして新聞で褒められたとのこと。

2年ぐらい前から駅で見かける全盲の方に手を貸して家まで送っていたということで、そんなにやさしい娘になっていたなんてちっとも知らなかった。

昔オフロードバイクのレースにのめり込んでいた時、練習する多摩川の河原に近いということで、川崎の友人と同じアパートの2階に住んでいたので、彼女とは生まれた時からの付き合いでした。とても懐いてくれて我娘のように可愛がっていました。

それが学校に上がると、とけこむできなかったのか、登校できなくなったり、保健室だったりで、ずっとみんなで心配していました。

今年、和光大学に入学した時、お祝いに「菜根譚」をプレゼントして偉そうなことを少しばかり言ってしまった。

ウーム・・・・。恥ずかしいかぎりです。

渋さ知らず

2008 年 10 月 27 日

ジョギングをしていて、「もうそろそろやめようかな」と思い始めているところへiPodから「渋さ知らず」の曲が流れてくると、もうバテバテなのに俄然元気が出てきます。たまたまうちに回ってきた印刷で池袋でライブをやることを知り久しぶりにライブに行くことにしました。

500人ぐらい入る「アウルスポット」で出演者は、約80人。

ワークショップで体験ライブを希望する人を募っての演目だったので素人さんも入っています。音楽だけだと思っていたのですが、踊りもダンスも舞踏も入ってます。

体中白粉塗って、裸で踊るあの舞踏です。素人の娘さんも裸で舞踏です。ほんとに怖いもの知らずです。舞台の上から客席へと所狭しと踊りつづけます。

そして舞台中央では総勢20名あまりの楽団員たちが大音響で、ジャズを吹きまくります。耳で聞くとか頭で考えるとかじゃなく、直接ボディに打ち込んできます。

しかし、年取った親父には、少々重たかった。

一緒に行ったゴーシ曰く江戸時代の「エーじゃないか、エーじゃないか」みたいやなー。

会場から出て興奮してるのか、耳が聞こえなくなっているのか、わからなくなっている私たちは大声で話しながら駅の方へ向かうのでした。

帰りしなかみさんは、少し吐いてしまった。心配事が重なっているかみさんは、生体エネルギーが枯渇してしまっているようで、私以上のダメージのようでした。

悪いことをしてしまった。

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