未来の芽

2014 年 2 月 4 日

今週から弁当を持ってきています。

週末久しぶりにバイクに乗りました。昔と何が違うのだろうと確認しながら。

分かったことがあります。目の焦点が合うのが異常に遅いということ。または

2・3秒たってもぼやけたまんまだということ。目が悪くなっていたのですね。

小森の営業さんが見えて「社長、体調悪いのですか?ブログ読んだらよく

こけると書いておられましたが?」と心配して頂きました。モーターサイクルでも

バイクでも事故を起こしたことはありませんでしたが、ここ2・3か月立て続けに

事故にあっているのでした。小森さんも大型バイクに乗っておられてよく

オートバイ談義に花が咲きます。バイクは予測で走ります。ある意味予測する

未来の時間を走ることで通常とは違う速さと安全を獲得します。その予測を

可能にするのが、そここに顔を出している未来の芽の収集なのです。

100メートル先の交差点で立ち止まる人の顔の向きで、まだ見ぬ車の出現を

予想したりします。2輪車は動いていないと倒れる。倒れないためには前に

進まなければならず、前に進むためには予測し続けなければならないので

あります。目が利かなくなるのは致命的です。会社の経営でも同じことかも

しれませんが・・・。

小森さんに体調でご心配かけたのも、心当たりが無いわけではありません。

ここ、2・3年あまり食べなくなっているのです。南雲先生が食べなくても大丈夫

というし、炭水化物は、体に悪いというし、断食が流行っているし、贅肉をそぎ

落として野生の感性を取り戻さなくては、これからは生き延びることができない

などなど、ほんとに唯唯諾諾と素食に突き進んできたのです。

食べないと枯れます。活力が湧いてこないです。

動かないで食べないではなく、大いに動いてそこそこ食べる。

動かないと未来の芽を見つけることすら出来ません。

同行二人

2014 年 2 月 4 日

先日の日曜日の演説で決まったなと感じました。

株価急降下が物語っています。

でも決戦は、9日です。

緑の目印です。

岡部さん 写真集 ベストブック

2014 年 1 月 28 日

去年、ニューヨークのダシュウッド・ブックからご注文頂いて、

制作した岡部桃さんの写真集「DILDO」が2013年のベストブックに

選ばれました。  本尾さんという方の個人的なモノです。

本尾さんは荒木さんの写真集などを手掛けている有名なキュレーターだ

そうです。去年、2日で完売して、現在14万円で売り買いされているそうです。

この本は、重さ約2キロ、30Cm×30Cm,全92ページ。チップボールの表紙と

本文をツインリングで製本して、後からオンデマンドで印刷した本文を岡部さん

ご自身が貼って完成させたものです。予算に限りがあったのですが、岡部さんの

ご要望でとことん重くして欲しいというお言葉に応えた形です。

完成品を私自身持ってなかったのですが、お許しいただいて余った材料で

1冊作りました。本にしてじっくり見ますとズシンと響いてきます。

虚空の中でもがく魂の震えを感じさせます。

この本はちょっといろいろと駆けずり回ったのでとても嬉しい。

次の本の打ち合わせで、少し写真を見せてもらいました。

今度の写真は、私が震えました。

脊梁山脈

2014 年 1 月 25 日

23歳の終戦、東亜同文書院、戦後日本人引上げの対中国国民党との交渉係、

山の生き方、民族の流れなど、父と我が家系に多く共通する類似点などがあり

正月に勇んで読んだ本です。大佛次郎賞。でも、あまりいい印象は持たなかった。

株で大もうけした遊び人が、おきゃんなアメリカ風の美人と凛とした純日本風な

娘との間を揺れ動きながら、日本人の源流を辿っていくお話。木地師の一族が

天皇家の一族の支流だというのは、山に住む民の末裔としては納得がいかない。

でも菊の家紋があったというのは事実なのでしょうね?日本の歴史の古いところは

真面目に勉強してこなかったので、人の名前を見ただけでは、その人が渡来系の

人なのか縄文系の人なのかよく分かりません。芯の形が少しゆるいせいか物語の

推進力が弱いというか、気持ちが乗っていかない。歴史のところ勉強しないと

理解しきれないので少し不完全燃焼です。

つげ義春 必殺するめ固め

2014 年 1 月 24 日

芸術新潮がつげさん特集でした。もちろん買って

読みました。目玉はインタビュー。

石集め。ひなびた温泉。妄想。神経衰弱。カメラ。骨董。古本。

隠遁。怠惰。すべて師匠はつげさんです。

たまたま、お客さんと漫画からの流れでつげさんの話になりまして

今、会社に「必殺するめ固め」持ってきてつらつらと読んでいるところ

なのですよなどと話したところです。

インタビューの最後、「漫画はもう描かれないのですか?」という問いに

つげさんは「正助が引きこもりだからそんな暇はない」という答え。

深いなと思います。もうすでに生活そのものが作品になっている。

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