師走
2022 年 12 月 17 日来週から店は、年末価格に移行していくので少し早いけど、年末年始の
ごちそうをもう今週食べてしまおうと今朝築地に行ったのです。考える
ことは皆同じで結構、込み合っていました。しかし、海が荒れたのかあ
まり品ぞろえは良くなかった。先週、加古川から姪の旦那が出張だと言
って東京にやってきました。彼からはよく牛肉を送ってもらうのですが、
何故かダントツに美味しいのです。何故かと聞くと昔ながらのお肉屋さ
んが残っていて、店の奥に大きな冷蔵庫を持っていて大きな肉の塊が沢
山ぶら下がっているそうです。そういえば肉屋さんというのは何処も肉
の塊を出してきてスライスして売って呉れたものでした。焼き肉をたれ
で食べるようになってからでしょうか?そういう肉屋さんが消えていき
始めたのは。熟成肉がはやり始めたけど、何処も上手くいっていない。
江戸の時代からカモを撃って来たら、軒先にぶら下げて目からウジ虫が
湧きはじめたら食べごろだといいました。父の正月の風景は井戸の上に
ぶりをぶら下げて置いて、客が来るたびに、身をそいで刺身で出してい
たといいます。なんでもかんでも、新しいもの新鮮が一番というけど円
熟の味というものも有るのですね。東京でも昔ながらの肉屋さんが何処
かないかな?と探したけど何処にもないのですよ、ミツオ君。美味しい
すき焼きを食べないと年を越せないのですよ、ミツオ君。