「土地を紡ぐ」写真展

2016 年 9 月 21 日

今年、7月に福岡アジア美術館で行われた展示を一部巡回するかたちで開催

致します。九州出身をキーワードに集まった6名(角田奈々、田邉成実、錦戸

俊康、唄野加奈、松岡美紀、山野雄樹)それぞれが、故郷の環境や状況に疑問を

持ち、訪れた土地の文化や風土に影響を受けながら撮影しています。

「土地を紡ぐ」と云う展覧会名は写真を撮ることで出会い経験した出来事の

一つ一つを紡ぎ作品にして行く想いが込められています。

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photographers' gallery企画  「土地を紡ぐ」

2.松岡美紀・山野雄樹

2016年9月14日(水)-23日(金)

12:00-20:00(無休)

photographers'gallery&KULA PHOTO GALLERY

160-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-4F

tel+fax.03-5368-2631

info@pg-web.net   http://www.pg-web.net/

一瞥と所有

2016 年 9 月 21 日

手に取ってくれるのです。ページを捲ってもくれるのです。

イニュニックの作った選りすぐり、内容は勿論力のある作品ばかりなのです。

展示と販売、見ては頂けました。しかしあまり買っては呉れませんでした。

売り上げは15万位。

スマホをスクロールするように一瞥はしてくれるのですが、購買にまで行きません。

今モノが売れないという現実をまざまざと見せつけられました。今を生きるという

事は、世界を目で認識しながらそれがそのまま観念としての所有するという事なの

かもしれません。ほとんど仮想空間に身を置きながら世界と一体化して入るかのようです。

コミケの場合は、本当に一杯、何万円も何十万円も本を買われていきます。アートや

写真はなぜだめなのでしょうか?女性がとても多い。特に業界の方が多いというのが

特徴です。斬新な切り口や新しいもの、次の流行を探しに来ているような感じもしますが、

でもただ見るだけで、いろんな印象を頭に焼き付けているのでしょうか?

SNSは、人生をイベント化しました。常に発信できる経験を探します。ある経済評論家が

「飛行機は満席なのに自動車は売れない。」どうしてなんだろうとトボケタこと言います。

車はケの道具ですが、飛行機はハレの乗り物です。人生を彩る乗り物は飛行機です。

最終日に時間間違えて30分遅く会場に入りました。会場に向かう道ですれ違う

人がもうオレンジのビームスの袋を抱えて帰っているのですが、多分彼女らは入り口

付近で写真撮って終りなのだと思います。アートブックフェア―に来ている私をFBで

発信して終りなのです。コミケの男の人は、本を買い所有します。コミケの女の人は

コスプレして会場そのものを所有してイベント化します。古来、男は自分に欠けた

モノをせっせと所有し、女は女になって行く過程で世界そのものを所有してしまう。

女性に物は要らないのです。しかし、ホントの意味での所有とは自分の身の回りに

置く事で、いつでも作品世界と共鳴し合い、作品そのものを身体化することです。

誰かの作品を身体化することによって、新しい何かが自分の中から生まれるのだと

思います。買わないで見ているだけでは、自分の中に蓄積がない。蓄積がないと

何も生まれない。今回、いろんな勉強になりました。来年は、戦略シッカリ立てて

挑みたいと思っています。しかし、一番売れていたのが外の軽食、ビール、ワイン

コーナーだったのです。1合でビールが500円から800円、ワインが6勺位で

800円。食べ物もべらぼうに高くて、このイベントで一番儲けたのは、ココの人達

だろうな思いました。来年は「味ノマチダヤ」とフランス料理の「ハルナ」と組んで

イニュニックここに店出そうかなと考えています。

ブックフェア―感慨

2016 年 9 月 20 日

「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016」に今年初めて参加しました。

とても楽しい4日間でした。入口の一番良いところに出させて頂いて、多くの方に

イニュニックの事を知ってもらいました。新聞社の方、出版社の方、写真家の方

アーティストの方々。ほんとに熱心に興味深く話を聞いていただきました。

インターナショナルセクションの有名出版社ばかりの所にぽつんと板橋の小さな

印刷会社イニュニックが店を開くことが出来たのも、事務局の方々の特別な計らいが

有ったように思います。都築響一さんがトークイベントお話していましたが、

しっかりした作品を創ることが出来て宣伝、販売手段を持っているアーティストは、

出版、流通やメディアに頼らなくても生きて行ける時代になっています。

イニュニックは、その様なニーズに割と早くお応えしてきました。

昔、まだ父が生きていた時云われたことがあります。「文学、音楽、映画、芸術、酒、旅。

女子供みたいに、そんなものばかりにうつつを抜かして、いつになったら実業に力を入れ

るんだ。従業員や社会の事は考えんのか?」忸怩たる思いで聞いていました。

今回いろんな方々の励ましを聞いて、遠回りしたわけでは無かった。

ちゃんと、ココにたどり着けたと今思っています。

アートブックフェア―最終日

2016 年 9 月 19 日

9月19日、アートブックフェア―は本日が最終日です。

凄いですね。満員電車並みに混雑しています。少し

アルコールを決め込んで居られるのか、皆さん饒舌です。

私も浮かれまくっております。女子率70%以上。

12時から19時まで。今日は値段半額にして叩き売ってしまおうかと

考えていますが、怒られるかしら・・・・。

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016 開幕

2016 年 9 月 17 日

昨日、金曜日より京都造形芸大・東北芸術工科大 外苑キャンパスにて

「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016」が始まりました。

イニュニックはインターナショナルセクション、一番端の入り口、I-01です。

隣がコンタクトハイジンの山谷さん島田さんのブース。事務局の人たち

コンタクトハイジン、イニュニックで作っている事知っていて、さりげなく

隣同士にしてくれたのかもしれません。おかげで大盛り上がりで昨日は

少し浮かれすぎておりました。

本日も12時から20時まで、写真集展示だけでは無く外では音楽の生演奏。

飲み食い場ではワインにビールにつまみに軽食まで。アートと音楽と出会いと

目合いがそこかしこで融合しながら大いなるハッテンバになって盛り上がっています。

明日も明後日も12時から20時まで。

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