東北食べる通信4月号

2017 年 4 月 24 日

3月号の食材が獲れなかったので食材を変えて紙面を創り直して

先週納めたばかりでしたが、4月号は本日、花巻に到着したと思います。

今回は、一家だけの生存の取り組みではありません。小さな集落10軒の

生存の取り組みです。平地の少ない山ばかりの村。どのようにすれば、

村全体が生き延びていく事が出来るのか?いろんな努力を結実させ

何とか成功を治めたけど次には高齢化という課題が待っている。でも

負けない。今回も高橋さんの筆致は力強い。

メールでも事情を聞いていて、最後のコラムでも少し触れているので

書いてもいいと思うのですが、今、編集長のお父さんは末期がんの

病床に居られます。深夜病室でお父さんのそばで静かに来し方を

思いながら、原稿を書いておられる。そのような状態での編集長としての

仕事。言葉は、静かに重い。気持ちが全て今回の文章に入っています。

失礼だけど少し泣きました。

山地酪農家 中洞正

2017 年 4 月 22 日

この本の中で一番感動したのが、中洞さんの言葉では無く。

ある女子大生が発した言葉。

「この世の生き物はすべて、次の世代のために生きている」

中洞さんの言葉では無いけど一番納得の言葉であると仰っています。

すべての生き物の原点。行動の原点。社会の原点。国家の原点。

それでは、全て個人の楽しみを消さなければいけないかというと

そういう事でもなく、幸せのあり方や感じ方を次の世代にもちゃんと

渡していかなければなりません。いのちのバトンは、幸せのバトン。

酪農は大変だなというのが読後感です。朝、6時から働いて夜八時までの

労働が毎日続くというのですから。それは山地酪農が理想的な酪農だとしても

それは、やはり商売と考えれば大変。お金に変えるところで労働と報酬との間に

大きな差が出来てしまいます。完全な自給自足又は、グループ内での完全な

自足だったら、充分な価値を与える事が出来るでしょう。4・5頭飼うのでしたら

放牧で大丈夫です。6次産業化を目指さないと立ちいかない。

青森のりんごの木村さんもそうですが、6次産業化が出来て成功している人の

商品には必ず物語が含まれています。その商品の開発、苦労、秘訣、達成。

いえいえ、そう考えていくと全ての商品に物語は付いているのですね。

背景がある。大手工場製品には出来ない、物語という属性を小さな製造業者は

付け足すことが出来るわけです。私たちが物を買うというのは物語を買うという

事に他ならない気がします。

ROADSIDERS'weekly

2017 年 4 月 21 日

ROADSIDERS'weeklyは、都築響一さんが有料で配信しているメール

マガジンです。私が読んでいる有料メールマガジンは、藤原新也さんの

ウエブマガジン、「CAT WALK」「ROADSIDERS'weekly」両方とも月額

1,000円。サービス満点でいろいろとお得です。

キャットウオークは藤原さんの本が全部読めます。?多分。

不定期なトークがあり、時事ネタがあり、いろんな特典があります。

オリジナルプリントが会員価格で買えます。我が家の仏壇の上には

「人間は肉でしょ。気持ちいっぱいあるでしょ。」の写真と書が飾られて

います。我が家の?私の座右の銘です。

それでROADSIDERS'weeklyです。今週の配信記事が先月、

イニュニックで本を作ったポール・ションバーグさんでした。

韓国で作ったバーコードヘアーの男たちを写した写真集。

「アップ&オーバー」も紹介されています。

それで、オニオンタウンの紳士たちです。都築さんのインタビューの

2時間前にイニュニックにお金を払いに来てくれて、その時デザイナーの

宮崎さんに「今からインタビューなんだけど一緒に行きますか?」と誘われた

のでした。生憎とそのあと予定が在ったので一緒に行くことが出来なかった

のですが、楽しそうなお話があったようで行けばよかったと後悔しきり。

それで、ポールがオーストラリアに帰る前々日、都築さんの経営している

スナックに誘われたので一緒に行きませんかとまた誘ってもらったのでした。

場所は四谷、商店街の中の半地下のスナックでした。

会員制のお店でしたが、ご本人はいらっしゃらず、店も満席で入れません

でした。結局、カラオケスナックに入って五人で大カラオケ大会、ボトルが

空いたところでポールさんに記念に千鳥ヶ淵の夜桜を観に行きましょう。

四谷から千鳥ヶ淵まで移動。薄暗い中、お堀越しにほのかに白く見える

夜の桜。幽玄の夜桜。「オウ、陰翳礼讃」と仰っていたので理解はして

もらえたみたいでした。

溝口敦さん

2017 年 4 月 20 日

今日は午後、作家の溝口敦さんのインタビューを受けました。

ある雑誌の取材。今までに出された本からもっとやくざっぽい方かなと

思っていたのですが、至って温厚で優しい人で、気が緩んで調子に

乗ってしまいました。

帰られてから、まんまとうたわされたと気付いたけど、もう遅い。

まな板の鯉です。原稿読んで良かったら、雑誌紹介します。

今明かされる怒涛の半生、やまずみたかし成り上がり篇。

まるくなる-Noritake

2017 年 4 月 20 日

CABANE de ZUCCA 南青山店

2017.4.28(金)-5.25(木)OPEN:11:00-20:00

オープニング:4/28(金)18:00-21:00

ZUCCAとノリタケさんとの共同企画展示「まるくなる」

東京都港区南青山3-13-14

TEL:03-3470-7488

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