イニュ日記

墨とグレーのダブルトーン

３０年前の赤瀬川さん。自転車に乗って待ち合わせの場所に来られたところ。

グレー版（DIC５２８）

中間色より下のトーンカーブ明るくしてコントラストを上げています。

墨版（女神インキスーパーブラック）

シャープネスかけて中間色のメリハリをつけました。

美学校に入りたかったけど好きすぎて近づけない私でした。

去年１０月にぎっくり腰やったときから通い始めてかれこれ

８か月、ずっと１週間に一回狛江市の高田さんの所に

通っています。ツボや経絡は骨の上、筋肉の端、骨と筋が付いて

いるところにあるようで、指先で悪いところを探し当て肘で思いっきり

刺激します。ヒーッと言うほど痛いです。全身のツボを押さえ刺激すると

あまりの痛さに人相が変わるほどです。

かみさんは、２月に肩の骨を折ってからのリハビリ代わりにも

なっています。

家では高田さんの事を「狛江の神様」と呼んでいます。

体の中の悪い所何でも直してくれます。

私もかみさんも１０歳ぐらい若返っています。

基本何をしているかというと、全身のツボを刺激して体の中の

自然治癒力を高めています。免疫力が上がります。

アトピーは１・２年通うとほとんど治るようです。頭から血を流していた

人が綺麗な白い肌になるとのこと。膠原病などに良いと聞きますが

時間もかかる事なので、人それぞれかも知れません。

どこかに遊びに行きたいとか、温泉に行きたいとか、何か美味しいものが

食べたいとかほとんど思わない。ただひたすら１週間に１回、神さまに

体を揉み解して貰いたい。高田さんは台湾からやってきた女性。

揉んで貰いながら、体の仕組みや中国の東洋医学の話を聞くのが

楽しみです。楽しいと云ってもヒーッ、ヒーッ、呻いているのですけどね。

Gallery　街道

２０１７年５月２７日（土）２８日（日）１３：００～１９：００

２０１７年６月３日（土）４日（日）１３：００～１９：００

東京都中野区中野５－１４－５ハウスボートB１F

金物屋の集積所。チョロッと出ているのはフォークのつめです。

この鉄扉の向こう側は狭くてどうしてもこういう風にしか収容できない。

こうするしかないんかなぁ、とズゥーと思うていたのでした。

でも、扉の向こう側がそんなに狭くてどうしたら、扉が締めれるのでしょう？

今日、気が付きました。これは鉄扉の鍵や、と。

昨日は恵比寿にある飯沢さんが奥さんとやってらっしゃる写真集食堂

めぐたまで中本さんの写真集「４/５」の出版記念パーティー。

ポートレイトのモデルの方は、歌舞伎役者の片岡亀蔵さん、

建築家の阿部さん、建築家の椎名さんのお三方がお出で下さりました。

映画監督の榎戸さんもいらしていて、写真集そっちのけでサッカー談義に

花を咲かせてしまい、少し反省。

この本は版権などの関係で完成までに２年少し掛かりました。

初めてイニュニックに御出で頂いた時には、中本さんはアーヴィング・ペンの

写真集をお持ちになられて、こんな感じの画像にしてほしいとのご要望を

伺がったのですが、中本さんの写真はその様な写真ではないのでした。

顔の深いしわや陰影などでその人物そのもの内面を浮き彫りにするような

絵作りのアーヴィング・ペンに対して中本さんの写真は、その場の空気、

撮る人と撮られる人との間に張られた弦をバリンと鳴らすような写真なのです。

空間の色味を重視し、ある種の緊張感が張りつめている絵作りにしました。

結果的にとてもお気に召して頂きました。男の肖像写真です。